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セミサブとは

Semi-Submersible(セミサブマーシブル:セミサブ)は、トラス構造(三角形を基本にした構造)やラーメン構造(四角形を基本にした構造)の構造物の下部が半分海面下に沈み込んでいる半潜水式の浮体構造物です。浮体構造の上に掘削リグや石油・ガス生産設備を搭載して使用されます。

セミサブは海面で切断したときの構造物の断面積が船型(箱型)の構造物に比べて小さいため、波や潮流による上下動や水平移動の応力が少なく、悪天候の海象条件でも安定した状態を確保することができます。

セミサブの主たる用途は、掘削リグを搭載して海底油田・ガス田の掘削作業を行うことです。この場合、一つの鉱区の掘削が終了すると別の鉱区に移動して掘削作業を行います。一方で近年では油田・ガス田のある海域にセミサブを係留して海洋石油・ガス生産設備として転用されるケースも増えてきました。 この場合、揺れの少ないセミサブの特徴を利用して、海底の井戸を制御するウェルヘッド(Well Head)と呼ばれる坑口装置(水道の蛇口のような機能)を海面上に設置するためのプラットフォームとして主に使用されます。

石油・ガス生産設備用のセミサブは、固定式プラットフォームの使用が困難な大水深海域(水深1,000m超)での使用に適しています。坑口装置を海面上に設置することにより、1,000m超の深海油田でも陸上油田と同じ手法で井戸の管理とメンテナンスを容易に行なうことが出来ます。セミサブは貯油設備を持たないため、貯蔵積出機能を有するFSOと併用したり、パイプラインに接続して原油・ガスの積出を行います。

現在ブラジルや北海を中心に約40基のセミサブ式の生産設備が稼動しています。

CP Semi(Central Pontoon Semi-Submersible)について

海洋石油・ガス生産設備用として使用されているセミサブの大半は、掘削用として建造されたセミサブを転用しており、移動を考慮した構造となっています。

これに対し、当社が開発を進めているCP Semi(シーピーセミ)は、海洋石油・ガス生産設備用に特化したセミサブです。コラム(Column)と呼ばれる4本の支柱を、ポントゥーン(Pontoon)と呼ばれる船体の下部で正方形状に結合しています。従来型のセミサブのように移動を考慮して設計する必要がないため、構造物のスリム化・コストの軽減が可能になります。