活躍できるフィールド

当社で使われている技術、技術系の専攻分野が活かされる代表的なフィールドを紹介します。

機械系・造船/工学系専攻の方が主に活躍できるフィールド
電気系専攻の方が主に活躍できるフィールド

トップサイド・エンジニアとして・・・

FPSOは海底から来るReservoir fluidからいかに効率よくOilとGasとWaterを分けるかが肝です。それを行っているのがTopside(トップサイド)と呼ばれる部分ですが、ここはさながらプラントです。多くの回転機器や圧力容器、熱交換器、バルブや配管で成り立ち、それらの仕様によって効率が大きく変わってきます。また、激しく動揺する船体上でそれを支えるための構造体なども、洋上プラント設計におけるキーになってきます。

これらの設計には、学生時代、もしくは社会人になってから身につけて行く熱力学や流体力学、構造力学の基礎が大いに役立ちます。ぜひともみなさんの力で、世界最高効率のFPSOを創り上げてみませんか。

ムアリング・エンジニアとして・・・

FPSOはオペレーション期間中(主に20年前後)にドックに戻ることなく海上の一点に安定しながら係留され、海底からOilをくみ上げるという作業を続けなければなりません。波が穏やかなときもあれば、荒いときもあるような様々な条件下で、時には水深2,000メートルという大水深から、係留索、及びライザーによって海底とFPSOが結ばれます。その際に係留索やライザーの挙動、それらに加わる力を解析するために、工学の基礎部分が大いに役立ちます。

マリン・エンジニアとして・・・

FPSOの中で最も“船”に近い部分がマリンと呼ばれる部分です。トップサイドによって生産されたOilをためて、定期的にやってくる別のタンカーへとOilを払い出す。それらを継続して安定して行うための基礎部分がマリン部分には詰まっています。

全体をどのようにオペレーションするかの概念(Philosophy)設計から、船体の強度計算、船に備わる各機器の仕様、配管設計までに至るまで、全ては学生時代、または今後社会人になってから身に着けていく工学が基礎となっています。

電気系エンジニアとして・・・

FPSOは陸から遠く離れた洋上で係留され続けます。そこには、Oilの生産だけでなく、乗組員の生活など、何を始めるにもまずは電気が必要となります。また、プラントを安定、且つ安全に運転し続けるための計装・通信機器の重要性は年々増すばかりです。FPSOは、いわば洋上にある巨大発電プラントを備え持つ1つの“町”とも言えますが、各システムへの電気の供給、どのように制御するかは、小さな町全体の電気・計装・通信システムを設計するのと同じです。実際の町の電気・計装・通信システムすべてを設計から建造・運転まで関わっていくのは現実的とは言えませんが、FPSOにおいてはその夢をかなえることができます。