MODECのビジネスにおいては、法務の意義や重要性を認識できる機会は存外多いかと思います。

コーポレート

2022年4月入社
新卒採用
東京大学 法学部
法務部

これまでのキャリア

2022.04 - 現在 法務部

MODECを選んだ理由 偶然見つけた “わかりやすくて複雑な” 会社

思うところあって法学部に進んだものの、細かな法解釈の技術よりもその背後にある思想や歴史に惹かれ、法哲学や外国法といった基礎法学を中心に学んでいました。学問への関心と仕事の内容を結びつけるつもりはあまりなく、また、それほど早くから熱心に就活をする気にもなれず、気ままに広く業界を見ている中で、偶然MODECを知りました。

MODECのビジネスとは、一言で表すならば、石油・ガスの生産設備の建造・操業です。いかにしてそれを安全・確実に進め、利益を確保するか、目指すべきところはある種はっきりとしています。しかし、リスクの塊のような事業ですので、実際には思いもよらないトラブルが日々生じ得ます。しばしば前例のない状況で、解決の術を模索することとなります。

こういった説明を聞いていくうちに、MODECの “わかりやすくて複雑な” ビジネスに興味を持ちました。こうした環境で働くことに不安や躊躇いがなかったわけではありませんが、すぐにはうまくいかずともいずれ糧になるだろうと感じ、何よりも面白そうだったので門をたたきました。社員と話している中で、ここでは無理に取り繕わずともよいと感じられたことも、入社の決め手だったかと思います。

私の仕事 万一に備えて言葉をつくる

東京オフィスにて

入社前から希望を伝えていた通り、法務部に配属となりました。執筆時点ではまだ入社して半年も経っておらず、一つずつ仕事を覚えているところです。会議準備や議事録作成といった駆出しとしての業務はもちろん、部内の勉強会で報告を担当したり、見様見真似ではあれ契約書をレビューしたりと、実際に仕事に取り組む中で勘所をつかもうとしています。

先輩社員の仕事の様子を見ている中で、法務とは万一に備えて言葉をつくる仕事だと感じています。契約書の一言一句にまで気を配るこの業務は、一見すると地味なものに映るかもしれません。しかし、いざトラブルとなれば書きぶりの細かな違いによって主張できる内容が大きく異なることも少なくありません。リスクがつきもののMODECのビジネスにおいては、法務の意義や重要性を認識できる機会は存外多いかと思います。

目標 一歩ずつ、できることを広げる

現在は先輩社員のアドバイス・サポートを得ながら業務を進めています。こまめに連絡・相談をしながらも、自分の力でできるところまではやり遂げることを心掛けています。少しずつ独力でできる範囲を広げていき、自分が担当できる仕事の幅を広げていくことが当面の目標です。

法律や契約の知識が求められるのはもちろんのこと、事業の全体像や技術についても、関連する事柄を都度確認し、理解を深めることが必要となります。学ぶべきことは山のようにあり、うまくこなせるのか時に不安にもなりますが、法務の仕事は性に合うとも感じているので、焦らずにじっくりと自分のスキルを磨いていければと考えています。

就活中のみなさんへ

巡り合わせを大切に

あれこれと思案するものの、今ここで法務として働いているのは巡り合わせに過ぎず、今後自分がどんな道を辿るかもわからないというのが、率直な思いです。自分のキャリアをめぐる選択がいかに結実するのかは、5年、10年、あるいはもっと先になってから顧みて初めて理解できるものなのかもしれません。

新卒での就職活動は、時に自分の考えや経験を飾り立てねばならないかのような感覚に陥り、人によっては精神的に消耗するかもしれません。時間や労力をかけて取り組めば必ず報われるというものでもないので、心身を大切に自分のペースでなさるのが一番かと思います。ご縁があるようでしたら、MODECのビジネスを面白いと感じる方々と、一緒に仕事ができればと思っています。