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2003年のニュース

オーストラリアSANTOS社向けMutineer-Exeter油田用FPSO Project受注について

2003年10月16日

三井海洋開発株式会社(社長: 山田健司)は、この度オーストラリアの大手石油会社であるSantos Ltd社よりFPSO(Floating Production, Storage & Offloading system: 浮体式海洋石油生産・貯蔵・積出設備)1基の建造工事及びチャーター契約を受注内定しました。今後詳細な契約条件の交渉を経て年内に正式契約調印の予定です。

Santos社は、本FPSOを同社が開発権利を持つオーストラリア北西海域のMutineerおよびExeter鉱区(西オーストラリア州ダンピア市の北約150km沖合)での海底油田の石油・ガス開発用に投入するものです。Santos社の基本計画では生産開始は2005年中頃の予定ですが、当社としてはこれを早め2005年第1四半期の生産開始を計画中です。

本FPSOは、二重船殻構造の既存のタンカーを改造することでオーストラリアの厳しい環境保全基準要求を満たし、93万バレルの原油を貯蔵できます。又、船体内に設置された特殊係留装置によりFPSOと係留装置は着脱可能となっており、サイクロン(日本での台風)来襲時にはFPSOは係留装置より離脱・自航して回避し、サイクロン通過後はFPSOは現地に戻って容易に係留装置と再ドッキング出来るようになっています。FPSOと切り離された係留装置本体は、サイクロン下の波高15m、風速70m/sの海象中でも耐えられる設計となっています。デッキ上部には原油一次処理プラントを備え、日産10万バレルの原油生産が出来る仕様となっています。FPSOは造船所で建造工事を終えた後現地まで自航し、現地到着後、事前に設置された係留装置とドッキングし水深156mの地点に係留・設置されます。

当社は本FPSOの設計、調達、建造、現地据付工事を一括して責任施工し、さらに完工後は本FPSOを所有して、Santos社に対して5〜7年間 (延長オプションを含め最長15年間) に亘り本FPSO設備のリースおよび運転・保守点検等のオペレーションサービスの提供を行います。

今回の受注で当社は同種FPSO/FSO工事の実績が合計18基となり、この内、自社保有のFPSO/FSOとしては10基目となります。又、着脱可能な係留装置を備えたFPSOとしては2基目のものです。当社の7月2日東証二部上場以降では、7月のカナダCNR社向けFPSO受注に続く2基目のFPSO受注案件となります。

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