利益を最大化するためにはどのような判断が必要なのか、より長期的な視点で考えるよう意識して業務にあたるよう心がけています。

エンジニア(ムアリング)

2016年4月入社
新卒採用
北海道大学大学院 工学院 環境フィールド工学専攻
技術部

これまでのキャリア

2016.04 - 2017.01 技術部 船体グループ
新規FPSO案件入札書類作成、既存FPSO改修プロジェクトサポート
2017.01 - 2018.06 技術部
FSO改修プロジェクト
出張先:アメリカ・ベトナム
2018.07 - 2019.06 技術部
EPCIサポート、新造FPSO設計業務、FSO改修検討業務
2019.07 - 2019.08 技術部
出張先:スコットランド、コートジボワール
2019.07 - 現在 技術部 EPCIサポート

MODECを選んだ理由 未知の世界、海洋資源開発の魅力

MODECを知ったきっかけは、たまたま大学の食堂のテーブルに置いてあった就活セミナー広告です。海岸工学を専攻しており博士課程への進学を考えていた当時の私は、昼食時に偶然見つけた「海洋開発」という言葉にどういう訳か興味を惹かれ、就職活動も社会経験のうち、とその説明会に参加してみることにしました。

その説明会で初めて、2,000mを超える深海から石油が採取されていることを知り、また激しい嵐が襲来する沖から数百キロ離れた海洋に浮かぶ船型の生産施設を係留する技術に感激し、更には少数の日本人が世界中で活躍している企業でしかも世界2強の一角、と多くの衝撃に当日は情報を頭で整理しきれなかった記憶があります。

そこから海洋資源開発の技術やFPSOのビジネスについて調べれば調べるほど興味は広がり、MODECの事業に憧れを抱くようになりました。
その憧れは、「少人数でスケールの大きな仕事を遂行し、若手社員のうちから非常に大きな役割も任せられている」といったMODEC先輩社員達の話を聞く中で確信に変わり、入社を決意しました。

私の仕事 世界初の設計・工法による修繕プロジェクトのエンジニアリングマネジメント

現在は、既存FSOのフローライン修繕プロジェクトのエンジニアリングマネージャーとして、新システムの設計、調達、建造の管理業務を行っています。本プロジェクトは、技術的・時間的制約から、世界でこれまでに実績のない新設計、新工法での修繕完了を目指しており、見たことのない課題に直面することも多々あります。そのような時にもMODECのエンジニア、下請けのエンジニアリング会社、設計コンサルタントなどプロジェクトに関わる様々なスペシャリスト達との議論をコーディネートして、技術的にも経済的にも最適解を見つけ出しながら、決められたスケジュール通りに進めていくというのが私の役割のひとつです。

当然常に完璧な答えが見つかるわけではなく、一長一短な選択肢から判断をしなければならない場面も多くあります。未知の課題に対して様々な議論を繰り返しながらひとつひとつ課題を解決していく作業にはとても労力を使いますが、少しずつ新システムが見えてくるにつれてやりがいと成長を実感します。

心に残る経験 チームで進めるプロジェクト

2019年、夏といってもやや肌寒いスコットランド北東に位置するアバディーン空港に、不安と使命感を抱きながら降り立った時のことは今でも鮮明に覚えています。アバディーンは1970年代の北海油田発見以降、海洋石油開発の拠点として発展した港町で、現在は北海だけでなくアフリカ大陸における海洋石油開発支援の拠点にもなっています。

アフリカで操業中のあるFPSOにおける係留索の破断事故が発覚してから2週間後、修繕工事のプロジェクトマネージャーに任命された私は、顧客のオフィスに間借りしたMODEC UKデスクの一角で修繕工事の準備に勤しんでいました。当時の自分は、3週間後に工事開始という短納期、初めてのプロジェクトマネージャー、自分以外のメンバーは係留工事未経験といった重圧と焦りから視野が狭くなり、リーダーの自分が全てやらなくてはという考えに陥っていたと思います。

当然工事準備に当たっては、顧客・作業船傭船会社・施工会社等の外部との取引だけでなく、SOFEC社やFPSOオペレーションチーム等内部との調整も必要であるため、一人ではこなせない量の業務にすぐに手いっぱいとなってしまい、その様子を見た顧客からも「本当に期限通りに実施できるのか」と心配のお言葉を受けることも多々ありました。

そんな状況から救ってくれたのはプロジェクトメンバーでした。自らが進んで手の回っていない業務を引き受けてくれたおかげで、私も冷静に周りを見始めることができました。一人で頑張らなければならないと思っていたプロジェクトも、ふと周りを見渡すと総勢100名を超える様々な企業の方々が関わっていることに気づかされると同時に、当初の自分の無謀さを反省しました。

そこからはコミュニケーションを積極的に取り、懸念を共有することで関係者をどんどん巻き込んでいくことを意識するようにし、自分だけでは見落としていたような課題も多くの目で見ることでひとつずつ解決していくことを徹底しました。プロジェクトメンバーの助けもあり徐々にプロジェクトが軌道に乗り始め、何とか着工に漕ぎつけることができました。最終的には当初の予定よりも早く修繕工事完了を達成することができ、顧客からも「助かったよ、ありがとう」と感謝の言葉を頂くことができました。

振り返ってみると、当初自分一人でどうにかしなければという誤ったプロジェクトマネージャー像を無意識に抱いていましたが、自分一人では何もできないということを改めて学んだプロジェクトだったと思います。この時の経験は自分にとっても非常に大きな財産になりました。

Offshoreに行くと仕事のスケールの大きさを再認識します。

目標 MODEC Group全体での最適解を目指す

MODECのビジネスの面白いところでもあり難しいところでもありますが、MODECはFPSOの設計・建造のみではなく、操業サービスや自社でFPSOを保有してのリースも行っています。例えるなら、FPSOメーカーであり、FPSOオペレーターであり、FPSOオーナーでもあります。それぞれの事業は収益構造が違うため、いずれかひとつを優先するとグループ全体での収益は最大化できないという難しさがあり、今後のMODECの課題でもあります。

一方、自分たちで設計・建造したFPSOを所有し、操業するというのは、ユーザー視点からの様々なフィードバックを設計に組み込み改善を行っていくことが可能であるという側面も持ちあわせており、MODECのさらなる成長の鍵となると考えています。

MODECのエンジニアとして、目の前の自分が関わっているプロジェクトだけではなく、グループ全体の利益を最大化するためにはどのような判断が必要なのか、より長期的な視点で考えるよう意識して業務にあたるよう心がけています。

サッカーは世界共通のコミュニケーションです。
顧客も一緒に盛り上がりました。

就活中のみなさんへ

オーナーシップを持つこと

MODECで働いていると、「XXさんはこの仕事にオーナーシップを持って取り組んでいる」など、様々な場面でオーナーシップという言葉をよく耳にします。日本語に訳せば主体性、当事者意識を持った姿勢といったところでしょうか。

少ない人数で大きなプロジェクトを動かす際には、プロジェクトメンバーひとりひとりが主体性をもって取り組むことが必要不可欠です。「自分の業務はここまでやればOK」ではなく、共通の目標を達成するためには何が必要なのかを誰もが当事者意識をもって考え、必要な最善の努力を継続することが必要です。

まさに現在、皆さんはオーナーシップを持って就職活動に取り組まれているのではないでしょうか。社会に出た後もその意識は忘れずに、様々なことにオーナーシップを持って取り組んでみてください。