ダイナミックな仕事をコントロールすることに困難を感じつつ、同時にこの上ないやりがいを感じていたことを今でも覚えています。

エンジニア(配管)

2019年4月入社
新卒採用
千葉大学大学院 融合理工学府 基幹工学専攻
技術部

これまでのキャリア

2019.04 - 2021.11 技術部 機械グループ(現マリンプロセスグループ)
  • 新造FPSO設計業務
  • 既存FPSO改修プロジェクトサポート
  • FSO改修プロジェクト
  • 新規FPSO建造サポート
  • 出張先:ベトナム、中国
2021.12 - 現在 技術部 配管グループ
  • 既存FPSO改修プロジェクトサポート
  • ブラジルフリートタスクフォース(Inventory check)
  • 出張先:ブラジル

MODECを選んだ理由 グローバルな仕事と成長できる環境

大学時代は機械工学を専攻しており、大学院では流体力学を専門とし衝撃波の可視化に関する研究を行っていました。元々海外志向が強く、就活をしている際には海外勤務が可能な会社を中心に就職活動をしていました。中でもMODECは日本で行っている事業は少なく、海外に飛び込めるチャンスが多いと感じていたため、就職活動初期のころから第一志望で考えていました。就職活動を進めていく中で、何名かMODECの社員の方からお話を伺い、若手からも活躍できる機会があること、巨大なFPSOに設計からOperationまで関われること、自分のルーツにもあるブラジルに関われることをお聞きし、ここでならエンジニアとしてだけでなく、一人間として成長することができると感じ入社を決意しました。就職活動の最初から最後まで心のどこかではMODECに入ることを決めていましたが、後悔したくないため他の会社も最後まで見たうえで、最終的にMODECに決めた、そんな就職活動だったと思います。

私の仕事 将来起こりうることを想像しながら設計することの難しさ

私は現在一時的にブラジルに出張していますが、基本的には東京オフィスで配管エンジニアとして働いています。入社してから2年間は機械グループ(現マリンプロセスグループ: 船体のシステム設計担当)でしたが、3年目から異動し配管グループに所属しています。配管システムはプラント全体で数万点、数十万点に及び、仕事の内容も材料の選定や調達、レイアウトの設計、据付時のサポートなど多岐に渡り、EPCIを一気通貫で経験できることに魅力を感じ、3年目の時に異動しました。

配管エンジニアの仕事としては新たに据付する配管の材料選定やレイアウトの検討を行っております。設計する際は、オペレーターの作業に支障はないか、据付するにあたり現場の作業員が滞りなく工事を進められるかなど、常に先々で起こりうることを想像しながら仕事を進めていきます。

特に3年目の時に中国出張で建設現場のサポートに行った際には、現場の工事業者が1枚の図面を元に遅延なく工事を進める難しさを肌で感じました。仮に設計している際には気付かない問題があり、そのままの図面をベースに現場で工事を行っていき、途中で間違いが発覚した場合、現場で修正をするには時間も手間も労力もかかってくるため一筋縄にはいきません。

その経験から、現在では設計をする際には”現場の作業員が図面通りに物を作るには図面に何が必要か”、”現場での工程を考えると設計時に気を付けなければいけないことは何か”を考えながら業務に取り組んでいます。

プロジェクトチームとベトナムオフィスのメンバー。
MODECでは現地でサッカーをすることが多いですが、中国ではバスケットボールが盛んに行われていました

心に残る経験 オーナーシップとは

MODECに入社すると、たびたび”オーナーシップ”という言葉を使うことがあります。MODECでは少ない人数で巨大なプロジェクトを遂行していく必要があるため、一人ひとりが自分がこのプロジェクトを最後まで完工させるという気概を持って働いています。

私は1年目の時ベトナムにFSOの改修プロジェクトでProject engineerとして5か月ほど出張しました。当時私の担当は、FSO上の既存Winchの改修と新規Winchの設計、調達、据付と工事に必要な材料の調達、FSO改修に伴う追設Riserの評価計算を行っておりました。実際にはRiserの改修工事の前に必要なWinchや工事材料が届くように業者等と何度もやり取りを重ねつつ、Project teamとスケジュール等をすり合わせながらプロジェクトを進めていきました。

期限が限られている状況で多岐に渡る業務を行っていく中で、MODECならではのダイナミックな仕事をコントロールすることに困難を感じつつ、同時にこの上ないやりがいを感じていたことを今でも覚えています。最初は右も左もわからない状況の中でしたが、上司のサポートもありつつ常に決断を求められてく中で自ら思考し解決策を提案し、プロジェクトを前に進めることができた経験は今の業務に活きており、起こっている問題点を自分事として捉え、どのようなアプローチで解決していくか、自ら発信していくかを常に意識するようになりました。

目標 一人前のエンジニアへ

当面は”一人前の配管エンジニア”になることを目標としています。配管の仕事は上でも述べた通り多岐に渡り、かつエンジニアとしてEPCIのどのフェーズでも必要とされ、他グループのエンジニアとも一緒に仕事することが多いです。他グループと関わりが多いため覚える内容も多いですが、その分やりがいも強く感じており、裏を返せばそれを乗り越えて成長していけば、周りから必要とされる配管エンジニアになれると考えています。

配管はもちろん、配管のみならずFPSO全体に関する知識を深めていき、どんなことでも積極的に吸収していくことで、周囲から“配管のことは私に聞けば解決する”と感じてもらえるようなエンジニアになることを理想としています。

就活中のみなさんへ

MODECに就職を考えている皆さんへ

就職活動をする上で、理想通りの会社に就職することはとても難しいと思いますが、少しでも思い通りの会社に就職するために、最後まで行動し続けてほしいと思います。私は最初からMODECが気になっていましたが、他社他業種を調べていく中で、一層MODECなら間違いないと思うようになりました。特に気になった会社のインターシップに参加したり、先輩社員に会って会社の雰囲気を知ったり、同じ会社を受けようと思っている人たちはどういう人が多いのか話してみたりすると、より自分に合った会社が見つかると思います。