取引に必ず付随するリスクを客観的かつ正確に把握して、その適正配分に向けて事業部にアドバイスすることが役割と考えています。

コーポレート

2016年4月入社
新卒採用
東京大学 法学部
法務部

これまでのキャリア

2016.04 - 2017.02 経営企画部
  • 管理会計業務(東京本社予算作成等)
2017.02 - 2017.07 経営企画部
出張先:シンガポール
  • 会計基幹システム刷新プロジェクト
2017.08 - 2018.03 経営企画部
  • 中期経営計画立案プロジェクト
2018.04 - 2019.03 経営企画部
  • 中期経営計画実行(リスクマネジメント、新規事業等)
2019.04 - 現在 法務部
  • FPSOプロジェクト入札
  • Digitalization事業立ち上げ
  • 各種プロジェクトサポート

MODECを選んだ理由 興味優先の就職活動

大学時代は法学部でほどほどに法律を学びつつも、興味は国際政治や地政学に向いていて、ディベートサークルの仲間と議論したり気になる時事ネタを追いかけたりする日々でした。

就職に関しては、特に職種にこだわりがない一方で、事業分野が好きになれるか、自分なりに意義を見出せるかという要素を重視しており、具体的には国防やエネルギーといった領域に興味がありました。一瞬だけ公務員も検討しましたが、諸々の事情を勘案し民間就職に軸を絞って業界研究を進めるうちに、非常にダイナミック且つグローバルに展開するエネルギービジネスの魅力にはまり込み、ネットサーフィンの末MODECを見つけ出して入社に至りました。エネルギー関係の企業は電力やガスも含むと他にも多数ありますが、石油生産のサプライチェーンにおいて世界的存在感を誇っているMODECは異彩を放っているように感じました。

私の仕事 Art of Collaboration

当社はFPSOというプラントを建造し運営するエンジニアリング会社ですが、それが多種多様な工学的知見・要素の集積であることは明らかだと思います。しかし同時に、それは社会経済的要素の集積でもあるはずです。すなわち石油プラントの運営に関与する多様なステークホルダーとの非常に繊細な利害調整の上に、はじめてFPSOという物体が存在しうるのだと思います。

具体的には各種法規制(国際条約・国内法・業界ルール等)の遵守、出資者・レンダー等に対するリターンの提供、あるいは顧客及び下請け企業とのフェアな関係の維持など。こういった社会経済的側面の調整に従事するのが事務系社員の役割だと思いますが、その中での法務スタッフの役割というのは、取引に必ず付随するリスクを客観的かつ正確に把握して、その適正配分に向けて事業部にアドバイスすることだと考えています。当社にあまりに不利な条件を受けてしまえば、将来的に当社の事業遂行力を毀損します。これは本来社会に対して提供できたはずの価値(端的に言えば、世界市場における原油生産キャパシティ)を損なうことを意味します。逆にこちらがあまりに苛烈・非合理的な条件を突き付けて周囲の信頼を失っても同様の帰結に至るでしょう。

石油業界でしばしば用いられるのは英米系のコモン・ローですが、それは判例主義、すなわち過去何百年にも渡り蓄積されてきた「先人の知恵」に解決の拠り所を求める思想だと思います。私は法務スタッフとして、こうした知恵を少しでも多く身に着け、プロジェクトの円滑な遂行、そしてその先にある「Lifecycle Valueの最大化」に貢献したいと思っています。

当社の中期経営計画2020で掲げられた戦略目標

やりがい 地に足着いた感覚

法務部に異動して数カ月経ったころ、某案件の入札チームに入れていただき、外部弁護士とのすり合わせや顧客との交渉の現場に出ることができました。法律知識もプロジェクト経験も無い状態だったので、ひたすらメモを取ったり論点のサマリーを作ったりの繰り返しでしたが、このおかげで勘所が多少掴めたと思います。

その他、新規事業に係る他社との商務条件の擦り合わせと契約書の作成や、世界中で展開する各プロジェクト(建造中、操業中問わず)で生じたトラブルに関する法的支援もオンデマンドで行っていますが、これら一つ一つが学習の機会になっており、自分の軸となる知識・スキルを着実に積み上げられているという充実感があります。

趣味はサイクリングです。
石油に頼らずとも早く遠くまで進める機能美にほれ込んでいます。

就活中のみなさんへ

今、「石油産業」で働くという事

「化石燃料」として括られがちな石油ですが、用途で見ると石炭や天然ガスとは異なると考えます。エネルギーという文脈では、前者は輸送用燃料で後者は発電燃料になります。

発電というのは再生可能エネルギーも含めて一定程度の選択肢に恵まれていると思う一方、輸送分野での電気自動車の普及には時間を要しますから、今後しばらくは石油の重要性は変わらないと想像します。そしてその石油の輸出能力は中東に偏っています。

話を一気に壮大にしますが、過去に戦われた大規模な総力戦争は、社会経済・軍事的に必須不可欠である資源(特に石油)の偏在性に一因があったと思います。国際社会の摩擦が高まる現代においては、過去にも増して石油供給の安全保障(特に産地の多様化)が重要になるはずです。陸上油田はほとんど開発され尽くした中で新規開発に期待が寄せられるのは海洋油田に他なりません。

気候変動対策のトレンドの中で逆風が吹く業界ではありますが、この分野に誇りやこだわりを持つ人と一緒に働きたいと個人的には思っています。