EPCI

当社は、石油・ガス開発会社に対し、 FPSO/FSO、TLP等浮体式生産設備の設計から資材調達、建造据付、試運転までを一括で提供しています。これを、設計(Engineering)、資材調達(Procurement)、建造(Construction)、据付(Installation)の頭文字を取って、 EPCI(イーピーシーアイ)と呼びます。

海洋油田・ガス田のある海域の海気象条件や海底地質などはプロジェクトごとに異なるため、浮体式生産設備もそれぞれのプロジェクトの諸条件に最適な設計を行います。

当社は、自社の工場や造船所を所有していないファブレス企業として、客先調整から設計、調達、建造、据付、試運転に至るプロジェクトマネジメント業務に特化しています。世界中から適した業者や造船所を選定し、船体の建造や搭載設備の製造、完工した設備の据付は、海外の造船所や専門業者に外注しています。完工・据付後は浮体式生産設備は、客先または当社関係会社に引渡します。

建造中のFPSO
建造中のTLP
据付作業中のFPSO

進化するFPSO

海洋石油・ガス開発プロジェクトへの大規模化、大水深域への移行に伴い、FPSOをはじめとする浮体式生産設備も大型化・複雑化しています。当社は、刻々と変化するニーズに対応し、多種多様な浮体式生産設備を設計・建造しています。

  • bopd: barrels of oil per dayの略で、一日当たりの石油生産量の単位。

デジタライゼーション

当社は、自社の浮体式生産設備のエンジニアリングならびにO&Mサービスの質や生産効率を高めるためにデジタライゼーションの推進を重要な戦略の一つとして進めています。EPCIを自動化し、収集・蓄積・解析したオペレーションの情報をEPCIに還元して、さらなるサービスの向上を目指しています。

自動化によるより高い生産効率と安全性の確保。資材調達のデジタル化。次世代データ構築/次世代センサー。デジタルツインによる前衛的な建設管理。
関連項目