HSSE
労働安全衛生と環境保全への取組み
当社は、持続的発展と社会貢献のため、当社グループの役職員のみならず、協力会社や当社が関わる地域社会、様々なステークホルダーの健康と安全、事業と資産、そして地球環境を守ることを最重要課題として取り組み、安全文化の醸成とともに「ZEROインシデント」の実現を目指していまいります。
マネジメント体制
当社は、事故や損失、環境汚染を未然に防ぎ、万が一の場合も最小限の被害に抑えるため、危険要素を特定し、リスク(発生の確立・頻度や被害・損害の程度)を十分に検討し、様々な対策・体制を、当社グループ全体を統括するHSSE(Occupational Health and Safety, Security, and Environment)マネジメントシステム(HSSE-MS)として構築し、関係会社や協力会社、ステークホルダーを含む全ての事業や活動の安全を管理します。
HSSE Commitment
HSSE Commitmentは、当社HSSEの最上位の文書であり、HSSEに対する当社の強い意思を表します。HSSE-MSではHSSE Commitmentの下、国際条約や国際規格、石油ガス業界が定める基準を網羅したGroup HSSE Policy and Standardを全事業・各国拠点共通の規約と定め、また各拠点と各事業は国や地域固有の法令や、客先等の要求事項を反映した具体的な手順・遵守事項(Process Map, Work Order)として定め、運用します。

CAREプログラムと安全文化
当社はHSSEを単なる遵守事項や規約に止めず、全役職員対象となるCultural Awareness Resides in Everyone (CARE) Programを定め、ヒューマンファクターを中心とした行動ベースの安全性向上プログラムを展開し、当社固有の安全文化の醸成と更なる発展を目指しています。
当社のHSSEとCARE Programの特徴
当社のHSSEとCARE Programには、以下の4つの大きな特徴があります。
- Stop Work Authority:すべての役職員は不安全行動・状態を目撃した場合、直ちに作業の停止を命じることができます。MODECはいかなる不安全行動や不安全状態を許しません
- CAREカード:全ての役職員が不安全な状態や改善すべきことに気づいた際に簡便に報告できるツールで、安全の向上に役立てます。
- CARE Survey:定期的に安全文化度の診断を実施し、改善すべき点や弱み・強みを全役職員で共有し、安全行動の見直しや安全文化の醸成に役立てます。
- Life Saving Rules:特に危険度の高い作業を抽出し、Life Saving Ruleとして全役職員へ訓練やマテリアルを通じ注意喚起を行います。
MODEC Group HSSE Executive Committee
当社グループ全体の環境安全衛生を統括する組織として、Global HSSEリードが議長を務め、当社社長、重要子会社社長、チーフコンプライアンスオフィサーなどを委員とする「MODEC Group HSSE Executive Committee」を設置しています。
HSSE Committee(環境安全衛生委員会)
当社グループでは、各拠点でHSSE Committee(環境安全衛生委員会)を組織し活動を行っています。東京本社の環境安全衛生委員会では、
- 1従業員の危険防止及び健康障害の防止の基本的な対策に関すること、
- 2労働災害の原因及び再発防止に関することで安全・衛生に係るものに関すること、
- 3従業員の健康の保持増進を図るため必要な措置の実施計画の作成に関すること、
- 4環境保護に配慮した事業活動の推進に関すること、
- 5その他安全衛生及び環境保護に必要と認められる重要な事項に関すること
を目的として、統括環境安全衛生管理者(HSSE担当執行役員)、産業医、衛生管理者(法定)、労働者代表(労働組合推薦、委員の半数以上)を委員として活動しています。
HSSE統計値一覧
| 年別 | |||
|---|---|---|---|
| 2024 | 2023 | 2022 | |
| 総労働時間 | |||
| 従業員 | 13,387,734 | 12,854,508 | 12,026,103 |
| コントラクター | 40,467,742 | 30,843,267 | 51,978,567 |
| 合計 | 53,855,476 | 43,697,775 | 64,004,670 |
| 死亡災害件数 | |||
| 従業員 | 0 | 0 | 0 |
| コントラクター | 0 | 0 | 0 |
| 合計 | 0 | 0 | 0 |
| 災害 | |||
| 休業災害発生度数率 (従業員) | 0.37 | 0.54 | 0.23 |
| 休業災害発生度数率 (コントラクター) | 0.17 | 0.23 | 0.08 |
| 休業災害発生度数率計 | 0.22 | 0.32 | 0.11 |
| 記録災害発生度数率 (従業員) | 1.12 | 0.86 | 0.78 |
| 記録災害発生度数率 (コントラクター) | 0.39 | 0.88 | 0.41 |
| 記録災害発生度数率計 | 0.58 | 0.87 | 0.48 |
| 職業病 | |||
| 従業員 | 4 | 9 | 13 |
| コントラクター | 2 | 1 | 3 |
| 計 | 0.30 | 0.70 | 1.08 |
| セキュリティー | |||
| 業務に関連したセキュリティーインシデント | 9 | 6 | 6 |
| 業務に関連したセキュリティーインシデントによる身体的危害件数 | 0 | 1 | 0 |
休業災害発生度数率 = 休業災害件数 x 1,000,000/ 総労働時間
記録災害発生度数率 = 記録災害発生件数 x 1,000,000/ 総労働時間
Process Safety Events (PSEs)のモニタリング
当社は操業時の安全性と信頼性を向上させるために、Process Safety Events (PSEs)を積極的にモニタリングしています。API RP 754に従い、PSEsはその重大性や潜在的影響に基づいてTier 1またはTier 2に分類されます。
| 年別 | |||
|---|---|---|---|
| 2024 | 2023 | 2022 | |
| Tier 1 incidents (件数) | 2 | 6 | 3 |
| Tier 2 incidents (件数) | 8 | 14 | 4 |
Tier 1 PSEは API RP 754で定義された基準値を超える、計画外または制御不能な、配管等の一次封じ込め設備からの流体の漏洩(= LOPC: Loss of Primary Containment)を指します。これにはプロセスからの非毒性および非可燃性の流体(スチーム、熱水、窒素、圧縮CO2、圧縮空気等)も含まれ、怪我や財務的損害などの結果を伴う場合もあります。
Tier 2 PSEはTier 1 PSEに比べて重大性が低いものとして定義されるものの、依然としてシステムの改善の必要性を示唆するものです。
