環境保護への取り組み
三井海洋開発(MODEC)は、浮体式の海洋石油・ガス生産設備を建造・操業するにあたり、環境保護への取り組みを重視しています。
国際海事機関(IMO:International Maritime Organization)は、マルポール条約(MARPOL)と呼ばれる海洋汚染防止条約を採択しており、当社はこの条約を遵守し事業活動を行っています。
国際条約に加え、当社は各国あるいは地域の条例に従いFPSO/FSOの操業を行っています。オーストラリアのように環境保護に関する規制が非常に厳しい国でのプロジェクトにおいては、油を含んだ水を海に排出する際の濃度を条約で定められた基準値を更に下回る基準値に設定するなど、環境への負担を最小限にする取り組みを積極的に行っています。
当社の取り組み
環境に対する影響を最小限にするために当社が行っている対策の一例をご紹介します。
- ダブルハル(二重船殻)構造の船体の採用
- 油を含んだ水を海に排出する際の基準濃度の厳守
- TBT(トリブチルティン)等を含む有機スズ系船体防汚塗料の禁止
- 窒素化合物の発生の少ないディーゼル機関の採用
- ハロン消火装置の全廃
- フロンを含まない冷媒の採用(エアコン、冷蔵機)
- FPSO/FSO上のアスベストの除去、アスベストを含まない断熱材などの使用
- 船内で発生する生活廃棄物の陸上処理
- CO2削減への取り組み
ボイラー燃料、ガスエンジン燃料として随伴ガスを利用
随伴ガスを海底の油層へ再注入(一部のプロジェクト)