プロジェクト
TSJOC社ベトナム向けFPSO受注
2007年05月11日
三井海洋開発株式会社(社長: 山田健司)は、カナダの石油開発会社であるTalisman Energy社のベトナム現地法人他2社が共同出資するTruong Son Joint Operating Company(TSJOC社)より、FPSO(Floating Production, Storage & Offloading System:浮体式海洋石油生産・貯蔵・積出設備)1基の建造及びチャーター契約を受注しました。
本FPSOは、TSJOC社がベトナム沖に鉱区権を保有するSong Doc鉱区の開発に用いられます。Song Doc鉱区はベトナムの南約170Km沖合に位置する油田です。
本プロジェクトは中古パナマックスタンカーをFPSOに改造するもので、日量3万バレルの原油生産能力、36万バレルの貯蔵能力を持ち、SOFEC社が設計するSpread Mooring(スプレッド・ムアリング)と呼ばれる係留方法で水深約55mの地点に係留されます。
本FPSOは2008年中頃に生産を開始する予定です。本FPSOは、完成後に当社が出資する事業会社SONG DOC MV19 B.V.が保有し、TSJOC社に対し5年(1年毎×5年の延長オプションあり)のチャーターサービス(リース及び運転・保守点検等のオペレーション)の提供を行います。