プロジェクト

オーストラリアBHPB社向けFPSO受注

2007年07月20日

三井海洋開発株式会社(社長: 山田健司)は、オーストラリアの石油開発会社であるBHP Billiton(BHPB社)より、同社がオーストラリア沖に鉱区権を保有するPyrenees(ピレニース)鉱区開発用のFPSO(Floating Production, Storage & Offloading System:浮体式海洋石油生産・貯蔵・積出設備)1基の建造及びオペレーション契約を受注しました。

Pyrenees鉱区はオーストラリア西部・エクスマウスの北西約45km沖合に位置する油田です。本プロジェクトでは、海底からの原油をFPSO上の生産設備で一時処理(ガス・水等を除去)してFPSOのタンクに貯蔵し、定期的にシャトルタンカーへの積み出しを行います。

本FPSOは日量9.6万バレルの石油生産能力、日量60百万立方フィートのガス再注入処理能力及び85万バレルの貯蔵能力を持ち、環境保護対策としてFPSO上の生産設備で一次処理された水を海底の油層に再注入する方法が採用されています。本FPSOはSOFEC社が設計するDisconnectable Internal Turret(ディスコネクタブル・インターナル・タレット)と呼ばれる係留装置で水深約200mの地点に係留されます。

本FPSOは2010年上半期に生産を開始する予定で、FPSOを完成後にBHPB社に引き渡し、当社の関係会社が15年(延長オプションあり)のオペレーションサービス(運転・保守点検等のオペレーション)を提供します。

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