プロジェクト

オーストラリアBHPBP社向けFPSO、命名式を終了

2007年08月15日

三井海洋開発株式会社(社長: 山田健司)が2006年3月に受注し、オーストラリア沖の油田向けに建造を行っていたFPSO(Floating Production, Storage & Offloading System:浮体式海洋石油生産・貯蔵・積出設備)の命名式が、8月10日にシンガポールのジュロン造船所にて行われました。

本FPSOは、オーストラリアの石油開発会社であるBHP Billiton Petroleum(BHPBP社)がオーストラリア沖に鉱区権を保有するStybarrow(スタイバロー)鉱区開発用の設備です。Stybarrow鉱区はオーストラリア西部・エクスマスの北西約65 km沖合に位置します。本プロジェクトでは、海底からの原油をFPSO上の生産設備で一時処理(ガス・水等を除去)してFPSOのタンクに貯蔵し、定期的にシャトルタンカーに積み出しを行います。

“Stybarrow Venture MV16”と命名された本FPSOは、日量8万バレルの石油生産能力、日量45百万立方フィートのガス生産能力及び90万バレルの貯蔵能力を持ち、係留装置からFPSOを切り離すことのできるDisconnectable Internal Turret(ディスコネクタブル・インターナル・タレット)と呼ばれる係留装置で水深約825 mの地点に係留されます。

本FPSOを利用しての生産開始は2007年下半期の予定です。当社の関連会社が本FPSOを保有し、BHPBP社に対し10年(1年毎×最長5年の延長オプションあり)のチャーターサービス(リース及び運転・保守点検等のオペレーション)の提供を行います。

FPSO Stybarrow Venture MV16
FPSO Stybarrow Venture MV16

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