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ベトナム沖合油田向けFSO、チャーターサービス契約延長

三井海洋開発株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:宮﨑俊郎)は、当社の在オランダ関連会社であるRang Dong MV17 B.V.(以下「MV17社」)を通して、JX石油開発株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:三宅俊作)が出資する日本ベトナム石油株式会社(英文社名:Japan Vietnam Petroleum Company Ltd.、以下「JVPC社」)よりベトナム沖15-2鉱区内Rang Dong(ランドン)油田開発用FSO(Floating Storage & Offloading system:浮体式海洋石油・ガス貯蔵積出設備)1基のチャーターサービス(リース及び運転・保守点検等のオペレーション)を受託しておりましたが、このほど契約期間が2025年4月まで延長となりました。

当社は、契約期間延長の対象となったFSO Rang Dong MV17の設計から機器購入、建造、据付までの一括工事を請け負いました。本新造FSOは、日量6万バレルの原油受け入れ能力、35万バレルの貯蔵能力を持ち、当社の米国子会社であるSOFEC, Inc.社製のExternal Turret(エクスターナル・タレット)と呼ばれる係留設備で、水深約60mの海上に係留されています。

本FSOは、MV17社が保有し、2008年11月の操業開始以来、JVPC社に対する9年(2017年10月まで、その後1年毎×5回の延長オプションあり)のチャーターサービスに供されていましたが、今回の契約延長により、確定期間が2025年4月までとなり、その後の延長オプション期間も含めると最長で2028年4月まで操業する見込みとなりました。

現在までに約6,400万バレルの原油積出行ってきた本FSOは、操業開始以来LTI (Lost Time Injury:休業災害)ゼロ記録を更新し続けており、稼働率も99.9%を誇っています。

FSO Rang Dong MV17

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