プロジェクト

米国Hess Corporation社向けStampede TLPの建造・据付工事を完了

三井海洋開発株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:宮﨑俊郎)の米国子会社MODEC International, Inc.社は、米国石油開発会社Hess Corporation(ヘス・コーポレーション)社(本社:米国ニューヨーク市、以下「Hess 社」)より米国メキシコ湾Stampede(スタンピード) 鉱区向けTLP (Tension Leg Platform:緊張係留式プラットフォーム)1基に関するECM(Engineering and Construction Management:設計および建造工事管理)業務を受注しておりましたが、本年5月に据付工事を完了し、引渡しを行いました。

当社グループは、本TLPの浮体構造物及び係留設備の設計を行うと共に、資機材調達、建造工事及び据付工事の管理を請け負いました。

本TLPは、日量8万バレルの原油処理及び10万バレルの水圧入能力を持ち、水深約1,067mの海上に係留されています。本鉱区は、6箇所の生産用坑井及び4箇所の水圧入用坑井で構成されており、本TLPはそれらと接続される複数のフレキシブル・ライザー(海底と浮体式構造物間で液体・気体を輸送するための鋼製ホース)をサポートするプラットフォームとして機能します。

Stampede鉱区は、米国ルイジアナ州フォーション沖合南約185kmのGreen Canyon(グリーン・キャニオン)と呼ばれるエリアのブロック468、511、512にまたがっており、その原油埋蔵層は海底からさらに9,000m以上下に位置します。

本プロジェクトは、当社グループの豊富なTLP建造実績及び顧客であるHess社との良好な関係を背景に実現したもので、今回の完工により当社グループのTLP建造実績は合計6基となりました。

Stampede TLP

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