米国子会社SOFECを統合し係留事業部門を創設、グローバルサービス強化へ
2025年11月11日
三井海洋開発株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:宮田 裕彦、以下「当社」)は、100%連結子会社MODEC America, Inc.(米国:ヒューストン、以下「MODEC America」)と、同じく当社100%連結子会社であるSOFEC, Inc.(米国:ヒューストン、以下「SOFEC社」)が、2026年1月1日付で合併することをお知らせいたします。
係留設備のスペシャリストSOFEC社は完全に当社に統合され、今後は MODEC America内に創設する「Mooring Solution Business Unit(係留事業部門)」として、これまでSOFEC社が行ってきたオフショア市場へのコミットメントを継続します。当社以外のクライアントに対してもSOFECブランドの係留ソリューションを提供し、SOFEC社が50年以上にわたり提供してきた係留ソリューションの品質・性能・信頼性を当社グループとして維持してまいります。
当社は、世界各国の海洋石油・ガス開発プロジェクトに対し、半世紀以上、50基超の浮体式生産設備提供実績を誇る業界のリーディング・カンパニーです。一方、高度な恒久的係留設備および液体移送技術で業界に貢献してきたSOFEC社は、現在建造中の4基を含む当社建造FPSO/FSO※ 計49基に係留設備を提供してまいりました。
1988年以降、共に歩んできた両社の戦略的統合は、強力なパートナーシップをさらに確かなものにするとともに、「海と人をつなぐグローバル・リーディング・プレイヤー」として、独自のフローティング・ソリューションによる社会貢献を目指す当社の強固な基盤づくりの一歩となります。
なお、本件が財務および業績に与える影響は軽微なものとなる見込みです。
- ※FPSO: Floating Production, Storage and Offloading system (浮体式石油・ガス生産貯蔵積出設備)
- FSO: Floating Storage and Offloading system (浮体式石油・ガス貯蔵積出設備)
