プロジェクト

Next Generation Hull 初採用のFPSO Gato do Mato - 船首セクションが出発、中国ヤードで完成へ

 三井海洋開発株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 社長執行役員:宮田 裕彦)は、FPSO Gato do Matoの建造において、住友重機械工業株式会社(以下、SHI-ME)の横須賀造船所にて船体の船首セクションが無事完成したことを発表いたします。

 完成した船首セクションは日本を出港し、中国で建造中の船尾セクションと統合されたのち、船体全体は次の建造段階へと進む予定です。

Gato do Mato
FPSO Gato do Mato 船首セクション

 本プロジェクトでは、3つの造船所で並行して建造を進める「マルチヤード方式」を採用しています。これにより、造船所能力の有効活用と工程の最適化を図るとともに、品質と安全の最高水準を維持しながら、プロジェクト遂行力の一層の強化を実現しています。

 本FPSOは、MODECのNext Generation Hull(NGH)設計を初めて採用するプロジェクトです。NGHは、建造性と拡張性を高め、プロジェクト遂行効率を向上させるとともに、ますます高度化・複雑化する海洋開発への対応力を見据えて設計されています。

 当社専務執行役員(Floating Production Solutions Business Unit 長)の井出壮一は次のように述べています。
 「今回の成功は、主要船体セクションの完成にとどまるものではありません。様々なイノベーションと協業を通じて、FPSO を安定的に提供する方法を常に進化させていく当社の姿勢を示すものです。SHI-MEとは過去に改造案件での協業実績がありますが、今回は新造船体での協業を本格化させ、あわせてマルチヤード方式を採用しました。これにより、日本の重工業界の海洋案件への参画の機会を増やすことができ、またそれによってプロジェクト遂行面の柔軟性とグローバルな提供体制を一段と高めることができました。またこうした機会を通じ、日本の国際競争力の強化や、海洋国家日本における人材育成の足がかりとして貢献し続ける所存です。」

 「NGH 設計の採用を通じ、常に挑戦を続け、新たな協業体制を積極的に進め、より素早く強靭なソリューションをお客様に届けることによって、世界への安定的なエネルギー供給の一翼を担う当社のコミットメントをお伝えしたいです。」

 当該FPSOは、日量約12万バレルの原油生産能力を有し、ブラジル・リオデジャネイロ南方の沖合約200km、水深約2,000mの海域にて、SOFEC® Spread Mooring(スプレッド・ムアリング:多点式係留)により、係留される予定です。

 本FPSOは、当社がブラジル向けに提供する19 基目のFPSO/FSOであり、シェル社のブラジル国内プロジェクト向けに提供する 2 基目のFPSOとなります。操業鉱区であるOrcaフィールドでは、シェル社がオペレーターを務め、Ecopetrol 社がパートナーとして参画し、PPSAがProduction Sharing Contract のマネージャーを担います。

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