プロジェクト

Matrix Oil NLより洋上石油生産・貯油・積出設備(FPSO)を受注

2001年04月02日

株式会社モデック(社長: 山田健司)は、このほど伊藤忠商事株式会社と共同してオーストラリアの石油開発会社Matrix Oil(マトリックス オイル)社より洋上石油生産・貯油・積出設備 Floating Production Storage & Offloading System(FPSO)1基の建造、据付、並びにオペレーション及びメンテナンスまでを含むタイムチャーター契約を受注しました。

本契約は、従来石油会社が行っていた、海底の坑口よりプロセスを経てタンカーに積み込むまでの一切の油田操業作業を、当社に一括してアウトソーシングしたもので、これは当社のこれまでの豊富なFPSO/FSO建造実績と数多くのオペレーションの経験が高く評価されたものです。

当社と伊藤忠商事は共同出資によるSPC(Single Purpose/Project Company)を設立して、FPSOの所有並びに操業を行います。

本FPSOは、Matrix OilのLangsa Field(インドネシア北スマトラLangsa北約80kmの沖合)に設置され、海洋油田の生産に当たることになります。(添付の概観図を参照)

本 FPSO は、35,000DWTクラスのタンカーを改造し、230,000バーレルの貯油能力及び日量15,000バーレルの処理能力を持ち、8点のアンカーを用いて多点係留されます。

今後、タンカーをシンガポールの造船所にて改造工事を施工し、今年10月現地に曳航、 据付完了後11月下旬に生産開始の予定です。

本件を加え、当社の FPSO/FSO の建造は累計12基、その内保有は5基となります。

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