プロジェクト

ペトロブラス社ブラジル向けFSOチャーターを開始

2008年01月11日

三井海洋開発株式会社(社長 : 山田健司)が、2005年にブラジルの国営石油開発会社であるPetroleo Brasileiro S. A. (Petrobras: ペトロブラス社)から受注し、建造・据付を行っていたFSO(Floating Storage & Offloading System : 浮体式海洋石油貯蔵・積出設備)は、昨年11月29日にブラジル・カンポス沖でチャーターサービスを開始しました。

"FSO Cidade de Macae MV15"と命名された本FSOは、日量最大約81万バレルの石油受け入れと約215万バレルの貯蔵能力を持ち、External turret(エクスターナル・タレット)といわれる係留方法で水深約100mの地点に係留されています。

ペトロブラス社が鉱区権を保有する複数の油田で生産される原油は、海底パイプラインを通じて本FSOに集められ一旦貯蔵された後、シャトルタンカーに積み出されます。本FSOはブラジルの資源インフラ設備として重要な役割を担います。

本FSOは当社の関連会社が保有し、ペトロブラス社に対し20年のチャーターサービス(リース及び運転・保守点検等のオペレーション)の提供を行います。

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