プロジェクト

ブラジルOSX社向けFPSO受注

2011年07月22日

三井海洋開発株式会社(社長:宮崎俊郎)は、ブラジルの石油開発会社であるOSX Brasil S.A.の子会社OSX 3 Leasing B.V.(以下「OSX社」)より、FPSO(Floating Production, Storage & Offloading System:浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)1基の発注内示書を2011年6月1日に受領し、このたび建造契約を締結しました。

本プロジェクトは中古VLCCタンカーをFPSOに改造するもので、OSX社のグループ会社であるOGX社が保有するブラジル沖カンポス海盆のBM-C-39ブロックにあるWaikiki Pero Inga(ワイキキ・ペロ・インガ)鉱区の開発に用いられます。当社はFPSOのエンジニアリングから機器購入、建造、据付、コミッショニングまでの一括工事を行います。

改造後のFPSOは日量10万バレルの原油生産能力、日量15万バレルの水処理・圧入能力及び約130万バレルの原油貯蔵能力を持ち、合計約60メガワットの発電機を搭載し、SOFEC社が設計するExternal Turret(エクスターナル・タレット)と呼ばれる係留方法で、水深約110mの海上に係留されます。

当社はブラジル向けに7基のFPSO/FSO納入実績(うちFPSO 1基は現在建造中)があり、本件はブラジル向けとしては8基目のFPSO/FSOプロジェクトとなります。

本FPSOは2013年第3四半期に現地に到着、2013年9月後半に原油生産を開始する予定です。

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