プロジェクト

ブラジル沖合プレソルト層ブジオス鉱区向け 大水深対応FPSO傭船事業を三井海洋開発、三井物産、商船三井及び丸紅の4社で推進

三井海洋開発株式会社(本社:東京都中央区、社長:香西勇治、以下「三井海洋開発」)、三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:安永竜夫、以下「三井物産」)、株式会社商船三井(本社:東京都港区、社長:池田潤一郎、以下「商船三井」)及び丸紅株式会社(本社:東京都中央区、社長:柿木真澄、以下「丸紅」)の4社は、三井海洋開発が推進しているブラジル沖合ブジオス(Búzios)鉱区向けFPSO(※1)1基の長期傭船事業(以下「本案件」)に対して三井物産、商船三井及び丸紅が出資することに合意し、11月12日付で関連諸契約を締結しました。

今回の合意は、三井海洋開発が設立済のオランダ法人Buzios5 MV32 B.V.(以下「MV32社」)に三井物産、商船三井及び丸紅が出資参画し、4社で本案件を共同推進するものです。MV32社は、ブラジル国営石油会社であるPetróleo Brasileiro S.A.(「ペトロブラス」)と2019年9月24日に21年間の長期傭船契約を締結済みです。

完工後 に“FPSO Almirante Barroso MV32”と命名される本案件のFPSOは、2022年よりブラジル沖合のサントス(Santos)海盆内に位置するブジオス鉱区の開発に投入される予定です。リオデジャネイロ市南東方沖合約180kmに位置する同鉱区は、海底下約5,000mのプレソルト層(岩塩層直下の層)にある海底油田の一部であり、本案件のFPSOは水深約1,900mの海上に係留されます。

本案件は、三井海洋開発、三井物産、商船三井及び丸紅が共同で取り組む7件目のブラジル向けFPSO傭船事業となります。

  • ※1Floating Production, Storage & Offloading system:浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備

<FPSO概要> 原油生産能力: 15万バレル/日
ガス生産能力: 212百万立方フィート/日
原油貯蔵能力: 140万バレル
係留方式: スプレッド・ムアリング(多点係留)
<出資比率> 三井海洋開発株式会社: 35.0%
三井物産株式会社: 35.0%
株式会社商船三井: 20.0%
丸紅株式会社: 10.0%

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