プロジェクト

ウッドサイド社セネガル沖合サンゴマール鉱区向けFPSO、オペレーション&メンテナンス契約受注

三井海洋開発株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:香西勇治)は、オーストラリアのエネルギー大手Woodside Energy社(以下「ウッドサイド社」、本社:パース市)より、西アフリカ・セネガル沖合Sangomar(サンゴマール、旧SNE)鉱区向けFPSO (Floating Production, Storage & Offloading system:浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)の建造契約を本年1月10日に受注しておりましたが、このほど同社より本FPSOのオペレーション&メンテナンス(運転・保守点検)契約も受注いたしました。

当社は、本FPSOの建造工事、及び現地での据付、試運転を請け負い、2023年にウッドサイド社に本FPSOを引き渡すと共に、その後10 年(その後1 年毎×10回の延長オプションあり)のオペレーション&メンテナンス・サービスを同社に対して提供する予定です。

日量10万バレルの原油生産能力、日量130百万立方メートルのガス生産能力、日量14万5千バレルの水圧入能力、及び130万バレルの原油貯蔵能力を持つ本FPSOは、当社米国子会社のSOFEC社が設計・建造するExternal Turret(エクスターナル・タレット)と呼ばれる係留設備で、水深約780mの海上に係留されます。

ウッドサイド社がオペレーターを務めるサンゴマール鉱区は、セネガル・ダカールの南方約100km沖合に位置する深海油田であり、本鉱区の開発は、セネガルで初の海洋油田開発プロジェクトとなります。

近年、西アフリカ沖合では新規の大規模油田が次々に発見されており、今後とも新規FPSOの需要が期待されます。当社は、大型で複雑なFPSOを数多く設計・建造すると共に、オペレーションしてきた実績を活かせる分野として、ブラジルや西アフリカ海域などの大水深向けで難度の高いFPSOプロジェクトの受注に注力しています。西アフリカを最も重要な市場のひとつと位置付ける当社は、ナイジェリア、ガボン、カメルーン、コートジボアール、赤道ギニア、ガーナ及びアンゴラ向け計10基の浮体式生産設備の設計・建造を手掛けるなど、同市場での豊富な実績を誇っています。また、ガーナ及びコートジボアールにおいては建造後のFPSOのオペレーション事業も展開しており、これまで計3基のFPSOにおいて、延べ30年近いオペレーション&メンテナンス・ サービス提供実績を有しています。

当社は、これらの浮体式生産設備の建造やオペレーション事業を通じ、西アフリカ地域の産業育成に寄与することを目的に、これまで、現地のサプライヤーの開拓や人材育成プログラムへの投資を積極的に行ってきました。当社は、これらの豊富な経験を活かし、本プロジェクトにおいても、セネガルにおけるエネルギー産業の発展に寄与いたします。

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FPSOの完成予想イラスト

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