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Eni社メキシコ沖合Area1鉱区向け「FPSO MIAMTE MV34」、原油生産を開始

三井海洋開発株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:金森健)が、イタリアの大手石油会社であるEni S.p.A. (以下「Eni社」)の100%子会社であるEni Mexico S. de R.L. de C.V. (以下「Eniメキシコ社」)より受注し、建造を行っていたFPSO(Floating Production, Storage & Offloading system:浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)である「FPSO MIAMTE MV34」は、現地時間2月23日にメキシコ沖合で原油生産を開始しました。

本FPSOは、Eniメキシコ社がオペレーターを務めるメキシコ沖合のArea 1(エリア・ワン)鉱区の開発プロジェクトに用いられます。

日量9万バレルの原油生産能力、日量75百万立方フィートのガス生産能力、日量12万バレルの水圧入能力、及び70万バレルの原油貯蔵能力を持つ本FPSOは、係留装置からFPSOを切り離すことのできるDisconnectable Tower Yoke(ディスコネクタブル・タワー・ヨーク)と呼ばれる当社米国子会社SOFEC社製の係留装置で、水深約32mの海上に係留されます。なお、Disconnectable Tower Yokeの実用化は、業界でも本FPSOが初事例となります。

当社が設計から機器購入、建造、据付までの一括工事を請け負い、当社の関連会社であるArea1 Mexico MV34 B.V.が保有する本FPSOは、Eniメキシコ社に対する 15 年(その後 1 年毎×5回の延長オプションあり)のチャーターサービス (リース、及び運転・保守点検等のオペレーション)に供されます。

本FPSOは、当社がEni社から受注した初のFPSOです。当社は、幅広い海域の海洋油・ガス田開発プロジェクトを経験してきた数少ない浮体式生産設備専業会社として、更に顧客基盤を拡大し、エネルギーの安定供給に努め、広く社会に貢献してまいります。

FPSO MIAMTE MV34
FPSO MIAMTE MV34

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