プロジェクト

ペトロブラス社ブラジル沖合プレソルト層メロ鉱区向け「FPSO Guanabara MV31」、チャーターサービスを開始

三井海洋開発株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:金森健)が、ブラジル連邦共和国の国営石油会社であるPetróleo Brasileiro S.A.(以下「ペトロブラス社」、本社リオデジャネイロ市)率いるLibra(リブラ)コンソーシアムより受注し、建造を行っていたFPSO(Floating Production, Storage & Offloading system:浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)である「FPSO Guanabara MV31」は、ブラジル沖合での原油・ガス生産を開始し、現地時間5月1日にチャーターサービス(リース及び運転・保守点検等のオペレーション)を開始しました。

本FPSOは、ペトロブラス社がオペレーターを務めるMero(メロ)鉱区(旧Libra鉱区)の開発プロジェクトに用いられます。ブラジル沖合のSantos(サントス)海盆内、リオデジャネイロ沖合約180kmに位置するメロ鉱区は、海底下約5,000mのプレソルト層(岩塩層直下の層)にある海底油田の一部です。

日量18万バレルの原油生産能力、日量424百万立方フィートのガス生産能力、日量22.5万バレルの水圧入能力、140万バレルの原油貯蔵能力を持つ本FPSOは、当社米国子会社のSOFEC, Inc.が設計・納入したSpread Mooring(スプレッド・ムアリング:多点係留)と呼ばれる係留設備で、水深約2,100mの海上に係留されます。当社は、本FPSOの設計から機器購入、建造、据付までの一括工事を請け負いました。本FPSOは、当社が建造に携わった浮体式生産設備の中で最大規模の石油・ガス生産能力を誇ります。

当社(29.4%)、三井物産株式会社(32.4%)、株式会社商船三井(20.6%)、及び丸紅株式会社(17.6%)がそれぞれ出資するLibra MV31 B.V.が保有する本FPSOは、ペトロブラス社に対する22年間のチャーターサービスに供されます。チャーターサービスの開始により、本年度以降の当社の収益基盤は一層拡大することが期待されます。

本FPSOは、ブラジルにおける海洋石油・ガス開発プロジェクト向けとして当社が手掛ける14基目の浮体式生産設備であり、また同国プレソルト層深海鉱区開発用としては7基目のFPSOです。現在、本FPSOを含め、当社が全世界でオペレーション&メンテナンスを手掛ける計20基の浮体式生産設備の内12基はブラジルの設備であり、さらにブラジル沖合でのオペレーション&メンテナンスに向け3基のFPSOを設計・建造中であるなど、ブラジルは当社にとって最も重要な市場のひとつです。特に、2006年に発見され、その可採埋蔵量の多さから、同国のみならず石油・ガス業界全体からも注目されるプレソルト層深海鉱区群では、2010年に当社設計・建造のFPSOが世界初の原油商業生産を達成して以来、当社は本FPSOを含め計9基のFPSOを受注するなど、圧倒的な実績を誇っています。

FPSO Guanabara MV31
FPSO Guanabara MV31

関連リンク