三井海洋開発株式会社(本社：東京都中央区、代表取締役社長：金森 健、以下「当社」)は、スーパーメジャー６社の一社であるExxonMobil社の子会社であるEsso Exploration and Production Guyana Limited (EEPGL)より、同社が開発中である南米ガイアナのUaru（ウアル）プロジェクト向けFPSO （Floating Production, Storage & Offloading system：浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備）のFEED（Front End Engineering Design：基本設計）業務を受注しました。

　本FPSOは、日量25万バレルの原油生産能力、日量540百万立方フィートのガス処理能力、日量35万バレルの水圧入能力、200万バレルの原油貯蔵能力を持ち、当社米国子会社のSOFEC社が設計・建造するSpread Mooring（スプレッド・ムアリング：多点係留）と呼ばれる係留設備で水深約2,000ｍの海上に係留されます。

　本FEED完了後は、EPCI（建造工事）及び約10年のオペレーションの発注が見込まれます。本FEEDでは、当社が開発した次世代FPSO用新造船体「M350TM」を採用しており、当社2例目のM350適用プロジェクトとなる予定です。当社は、南米向け18基目かつ初のガイアナ向けプロジェクトとして、本FPSOのEPCIおよびオペレーションの受注に向けて本FEEDを着実に進めていきます。