プロジェクト
Woodside社オーストラリアBrowse鉱区向けTLPのFEEDを受注
2011年04月13日
三井海洋開発株式会社(社長:宮崎俊郎)は、オーストラリアの石油開発会社Woodside社から、2基のTLP(Tension Leg Platform:緊張係留式プラットフォーム)のFEED(Front End Engineering Design:基本設計)を受注しました。
本TLPは、Woodside社がBHP Billiton、BP、Chevron、Shellと共同で保有するBrowse(ブラウズ) LNGガス田の開発に用いられるものです。本ガス田はオーストラリア北東部の都市ブルームの沖合北約425kmに位置します。当社はCalliance(キャリアンス)鉱区及びBrecknock(ブレックノック)鉱区開発用のDry Tree Unit※(ドライ・ツリー・ユニット)として、Ring Pontoon(リング・ポントゥーン)と呼ばれる構造を利用したTLP 2基の基本設計を行います。
今回のFEEDは2011年8月末までに完了する予定です。FEED完了後に本プロジェクトが発注された場合、オーストラリア沖に初めて設置されるTLPとなります。当社はTLP 5基の建造実績があり、本TLPプロジェクトの受注に向けて注力していきます。
- ※Dry Tree Unitとは:海底の井戸を制御するWell Head(ウェルヘッド)と呼ばれる坑口装置を海面上に設置するための設備。
【参考】当社のTLP建造実績
- 1Prince TLP(El Paso Energy社 メキシコ湾Prince鉱区向け、2001年生産開始)
- 2Marco Polo TLP(Enterprise/Helix社 メキシコ湾Marco Polo鉱区向け、2004年生産開始)
- 3Oveng TLP(Amerada Hess社 赤道ギニアOveng鉱区向け、2006年生産開始)
- 4Okume/Ebano TLP(Amerada Hess社 赤道ギニアOkume/Ebano鉱区向け、2006年生産開始)
- 5Shenzi TLP(BHP Biliton社 メキシコ湾Shenzi鉱区向け、2009年生産開始)