Okume/Ebano TLP
- TLP
- 新造
- 500 m
- EPC
Okume/Ebano TLPは、Oveng TLPと共に、赤道ギニア共和国のNorthern Block G鉱区の開発に関わるもので、同鉱区は同国の都市バタの南西約55km沖合、首都マラボの南約250km沖合に位置します。同鉱区にあるOveng(オヴェン)及びOkume/Ebano(オクメ・エバノ)の2つのフィールドを、それぞれTLPを用いて開発するものです。
Oveng TLPは水深約280m、Okume/Ebano TLPは水深約500mの地点に係留されています。2基のTLPはそれぞれ日量2万5千バレルの石油生産能力、日量30百万立方フィートのガス生産能力を持ち、最大18本のライザー(出油管ないしは水攻用管)をサポートするプラットフォームとして機能するほか、デッキ上には掘削装置等の諸設備が搭載されています。
今回のプロジェクトでは、SSIP(Self Stable Integrated Platform)と呼ばれる新しいデザインが採用されており、通常は沖合の現場で組立工事が行われる浮体部分とデッキ部分を、造船所において一体組立できる構造となっています。これにより現地据付工事にかかるコストの軽減と工期の短縮が実現し、契約後16ヶ月で2基のTLPを同時に建造し納入するという前例のないプロジェクトが可能となりました。
当社は2基のTLPのエンジニアリング、機器購入並びに建造工事を請け負いました。
- 名称
- Okume/Ebano TLP
- フィールド
- Okume/Ebanoフィールド
- 所在国
- 赤道ギニア
- 船体
- 新造
- 水深
- 500 m (1,650 ft)
- 原油生産量
- 25,000 bopd
- ガス生産量
- 30 mmscfd
- 水日産量
- 50,000 bwpd
- クライアント
- Amerada Hess Equatorial Guinea, Inc. (AHEGI)
- 契約形態
- 建造工事(売切り)
- サービス内容
- 設計、資材調達、建造
- 生産開始
- 2006年12月
- 現状
- 引渡済