シェル社ブラジル沖合Gato do Mato フィールド向けFPSOプロジェクトを受注
2025年03月25日
三井海洋開発株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:宮田 裕彦、以下「当社」)は、欧州の石油大手Shell plc.(本社: 英国)の子会社である Shell Brasil Petróleo Ltda 社 (以下「シェル社」)が開発を進めるブラジル沖合の Gato do Mato フィールド向けの FPSO (Floating Production, Storage & Offloading system: 浮体式海洋 石油・ガス生産貯蔵積出設備)の売買契約及びオペレーション&メンテナンス(運転・保守点検)契約を受注しましたのでお知らせいたします。当社は、2024 年 3 月に FPSO の FEED (Front-End Engineering Design:基本設計)業務を受注しておりましたが、今般、シェル社が FID(Final Investment Decision:最終投資決定)を行ったことに伴い、正式受注の運びとなったものです。
本プロジェクトは、当社が 25 年のオペレーションにも対応できる新造の FPSO の設計から機器購入、建造を請負うもので、本 FPSO は日量 12 万バレルの原油生産能力を有します。完工後は当社米国子会社の SOFEC 社が設計・建造する Spread Mooring(スプレッド・ムアリング:多点式係留)により、ブラジル・リオデジャネイロの南方の沖合約 200km、水深約 2,000m の海上に係留され、原油及びガスの生産開始から 20 年間のオペレーション&メンテナンス・サービスを当社がシェル社に対して提供する予定です。
本 FPSO は、当社がブラジル向け海洋石油・ガス開発プロジェクト向けに提供する FPSO/FSO として 19 基目、シェル社のブラジル国内プロジェクト向けに提供する 2 基目の FPSO となります。