プロジェクト
アフリカの海洋インフラ発展に向け、アフリカ金融公社と協力協定を締結
2025年09月02日
三井海洋開発株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:宮田 裕彦)は、この度、アフリカ金融公社(Africa Finance Corporation、以下「AFC」)と、FPSO(Floating Production, Storage & Offloading system:浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)プロジェクト及びその他のアフリカにおける海洋インフラプロジェクトに関する協力協定を締結しました。
AFCは、アフリカにおけるインフラ・産業投資を推進する2007年に設立された多国間金融機関で、加盟国は45カ国、累計投資額は150億米ドル超にもなります。本協力協定は、海洋インフラ分野における技術調査、市場調査、金融ソリューションの設計、そして将来の潜在的なプロジェクトの開発に関する今後の協力・情報交換を目的とした連携体制を構築するものです。署名式は、今般開催された第9回アフリカ開発会議(TICAD 9)のためにAFCが来日した際に実施しました。

左: 三井海洋開発 代表取締役社長 兼 CEO 宮田 裕彦
当社はこれまでに、西アフリカでFPSO、FSO※1、MOPU※2、TLP※3を合計11基納入した豊富な実績を持ち、現在もガーナのFPSO Prof. John Evans Atta Millsのチャーターサービス及びセネガルのFPSO Léopold Sédar Senghorのオペレーション&メンテナンスを提供しています。 アフリカは当社にとって高い成長性を有する重要な市場であり、引き続き海洋分野のソリューションを通じてアフリカの持続的な発展に貢献してまいります。
<ご参考> 当社の西アフリカでの実績 https://www.modec.com/jp/project/westafrica.html
- ※1 FSO (Floating Storage and Offloading system): 浮体式海洋石油・ガス貯蔵積出設備。石油・ガスの生産設備を搭載していない、貯蔵・積出専用の浮体式設備。
- ※2 MOPU (Mobile Offshore Production Unit): 移動式生産設備。ジャッキアップリグを利用した石油・ガス生産用プラットフォーム。
- ※3 TLP (Tension Leg Platform): 緊張係留式プラットフォーム。