FPSO向け120kW SOFC+CO₂回収設備 統合システムの共同開発契約をELD Energy社と締結
2026年01月27日
三井海洋開発株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:宮田 裕彦)は、ノルウェーの燃料電池システム会社Eld Energy AS(以下「Eld Energy社」)とFPSO(Floating Production, Storage and Offloading system:浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)向け低炭素洋上発電設備を見据えた120 kW SOFC(固体酸化物形燃料電池)とCO2回収設備との統合システム(特許出願中) のプロトタイプ設計・製造契約を締結しました。両社は2027年までに陸上運用試験を実施し、2028年以降の洋上実証開始を予定しています。
当社と Eld Energy社は、SOFCが従来の洋上発電(GTG:ガスタービン自家発電機 等)に比べ高効率かつ低排出であることから、石油・ガス生産時に生ずる随伴ガスを活用したパイロットスケール(出力40 kW)でのSOFC 洋上発電システムの共同設計・製造を2025年より進めてきました。
今回締結した共同開発契約では、SOFCの出力を40 kWから120 kWへスケールアップし、FPSOへの段階的導入に向けた重要な一歩となります。また、SOFC排気に最適化したCO₂回収設備との統合システムを構築することで、FPSOの低炭素化を推進します。将来的には、FPSOの全電力需要をカーボンインテンシティゼロで満たす拡張性のある大容量(数MWクラス)の発電へと展開させていきます。これらの取組みにより、FPSOの環境性能および運用価値を着実に向上させていくことが可能です。

当社は、拡大するエネルギー需要へ対応し、FPSOにおけるエネルギーの安定供給とCO2排出量低減を両立することで、持続可能な社会に貢献してまいります。

(左から右)
クリスティン・イグリム 駐日ノルウェー大使
ハンス・フレドリック・リンドーエン= ヒェルネ Eld Energy AS CEO
宮田 裕彦 三井海洋開発 代表取締役社長 兼 CEO
松宮 晃一 三井海洋開発 CTO(Chief Technical /Technology Officer)
