FSO Ta'Kuntah
- FSO
- 改造
- 75 m
- External Turret
- EPCI
- Lease
- O&M
FSO Ta'Kuntahは、メキシコ・ユカタン半島の西、カンペチ湾に位置するCantarellフィールド開発用のFSOです。External Turret(エクスターナル・タレット)と呼ばれる係留装置で水深75mの地点に係留されています。
Cantarellフィールドはメキシコ国営石油会社のPEMEX社が開発するメキシコ最大の油田であり、本FSOはCantarellフィールドで生産される日産数十万バレルの原油の集荷・貯蔵輸出ターミナルとして使用されています。
FSO Ta'Kuntahは一日当たり最大800,000bblsの原油積出能力を備えています。従来のブイを用いた積出方式では、1.5m以上の波浪では積出停止となるため安定した原油の積出が阻害されていましたが、本FSOでは悪天時でもタンデム方式(直列付け)方式とサイドバイサイド方式(横付け)方式で、同時に2隻の積出し用タンカーへ原油を積み出すことが可能であり、従来に比べはるかに多い原油量を定常的に積み出すことが可能となりました。
当社はエンジニアリングから機器購入、建造、据付までの一括工事を完成し、1998年から15年間、本FSOのチャーターサービス を提供しました。
FSO Ta'Kuntahは2013年9月に顧客へ売却されました。
- 名称
- FSO Ta'Kuntah
- フィールド
- Cantarell フィールド
- 所在国
- メキシコ
- 船体
- 改造
- 水深
- 75 m (246 ft)
- 係留設備
- SOFEC External Turret
- 貯油能力
- 2,300,000 bbls
- 原油受入能力
- 800,000 bopd Inlet
- クライアント
- PEMEX Exploracion y Produccion
- 契約形態
- 建造工事 + チャーター、その後客先が所有権を取得
- サービス内容
- 設計、資材調達、建造、据付、オペレーション&メンテナンス
- 生産開始
- 1998年8月
- チャーター期間
- 1998年9月~2013年9月
- 現状
- 売却済