身の丈を超えるように感じる責任に対しても、思い切って頭からdiveしても大丈夫だと思えるような安心感がある環境だと感じています。

コーポレート(総務)

2023年11月入社
キャリア採用
東京藝術大学 音楽学部
総務部

これまでのキャリア

2023.11 - 現在 総務部
  • 株主総会・取締役会事務局
  • 規程管理
  • 株式関連業務
 

MODECを選んだ理由 MODECのユニークなビジネスに心惹かれて

前職は音楽業界で、社内会議体や株主総会の運営、法定開示書類の作成などの定常的な業務のほか、その時々に発生するプロジェクトにいわば遊軍としてのようなかたちで、コーポレート系の様々な業務に関わっていました。

いわゆるルーチンワークは少なく、仕事の一つひとつには目新しさと相応の面白さを感じる日々ではありましたが、国内市場中心の内向きな気風が強かったことから、海外へのチャンスがあり、かつ面白いビジネスを手掛けている会社があればと思いながら過ごしていたなかで、出会ったのがMODECでした。

エネルギー資源に乏しい日本は、付加価値の源泉の一つをテクノロジーに見出してきた歴史があります。また、MODECのFPSOを供給する先の国々は、自国の管轄権の及ぶ領域で発見されたエネルギー資源を国家の発展の原資とするため、FPSOという高度なテクノロジーとノウハウの塊を必要としています。私は、両者が手を携えFPSOを通じて価値を共創できるMODECのユニークなビジネスに強く心を惹かれ、入社を決めました。

私の仕事 安心してチャレンジができるMODEC

東京オフィスにて

総務部で取締役会、株主総会の事務局や規程類の管理、株式業務などに携わっています。

入社して間もなく、監査等委員会設置会社への移行業務を担当することになりました。機関設計の移行は近年のトレンドでもあり、手続面の実務の蓄積は豊富です。一方で、会社特有のオペレーションや様々な物事の整理は、必ずしも参考書や分厚い資料にあるわけではなく、その答えは社内外の様々なところに転がっています。

過去の経緯や文脈を把握していない新参者の立場で、過去、現在を踏まえつつ、将来の会社のガバナンスの在り方を考える際、時に戸惑うこともありました。それでも、分からないことは膝詰めで関係者と話し合い、お互いにある程度腹落ちした時点で案を作ってみて、再び議論するというプロセスを繰り返し一歩ずつ進んでいきました。株主総会での決議を経て、無事に機関設計の移行を果たすことができたときは、一山超えたという安心感と共に、これはゴールではなくスタートであるという事実に身の引き締まる思いであったことを覚えています。

2024年現在、MODECには全世界で約6,000人の従業員がいますが、そのHeadquartersともいうべき東京の在籍者は200人ほどです。やるべきことは多く、手を上げさえすればチャンスは豊富にある一方で、仕事への強いOwnershipを求められます。とはいえドライな雰囲気ではなく、若手に対してはいわゆる「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ」のような懐の深さも感じます(もちろん、褒めてももらえます)。個々の実力を尊重する外資と、社員を長期的に育成する文化のある日本企業の「良いとこ取り」のような感じで、身の丈を超えるように感じる責任に対しても、思い切って頭からdiveしても大丈夫だと思えるような安心感がある環境だと感じています。

目標 ステークホルダーをつなぐ架け橋に

総務は、様々な関係者の橋渡し役を担うことが多い立場です。例えば、私の主な業務である取締役会事務局のミッションの一つは、業務執行サイドと社外取締役の橋渡しをすることです。

MODECの取締役会では非常に活発な議論が交わされており、その議論の基礎となる取締役会資料は、取締役会を通じたガバナンス機能を最大限発揮するための要の一つです。この際、限られた時間のなかでよりクリティカルな事項の議論に集中するため、例えば、微に入り細を穿つような事柄まで資料に記載することが必ずしも適切とはいえません。業務執行サイドと社外取締役の双方のニーズを満たす、勘所を押さえた資料の提供等を通じた、取締役会の支援が事務局の役割であり、これは事業への深い理解に立脚しつつ、様々なステークホルダーの視点を想像しながら情報をまとめ上げていく力が重要です。

MODECのビジネスフィールドはEPCI・リース・O&Mにまたがり、それぞれ高度な専門性に基づき日々の事業活動が行われているため、包括的に理解することは容易ではありません。まだまだ未熟な私にとって難しい挑戦ではありますが、知識や人間性を磨いていくことで、立場の異なるステークホルダーを繋げ、ミッションを成功に導くことができる人になりたいと考えています。

就活中のみなさんへ

道を歩く

社会人になり本格的に登山にハマったのですが、重いバックパックを背負いながら山道を歩いていると「人の一生は 重荷を負うて 遠き道を行くがごとし」という言葉が頭を過ります。

人の一生などと大上段に構えてしまいましたが、大人になると、様々な局面で周りの期待するRoleを果たすことを求められ、時にそれを重荷に感じてしまうこともあるかもしれません。しかし、そんな期待や負託が、自分の進むべき道をおのずから定めてくれ、かつ次の一歩を踏み出す力を与えてくれることもあるように感じています。

仕事をしていると、時にチャレンジングな局面に出会うこともあると思います。無理せず急がず、時には一休みしつつも荷物を共に背負い、歩いていける仲間と一緒に仕事が出来たら嬉しいです。

熊野古道の小辺路を歩きました。衣食住を担いで3日間、
ゴールで出迎えてくれた熊野川の青さに、胸の奥がじんとなりました