
世界中に多様なチャレンジの機会があるMODECのビジネスに率直に魅力を感じたことが入社を決めた理由です。
エンジニア(E&I)
2019年9月入社
キャリア採用
北海道大学大学院 情報科学研究科 情報エレクトロニクス専攻
シンガポール駐在
これまでのキャリア
2019.10 - 2020.04 | 技術部
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2020.06 - 2020.08 | 技術部
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2020.12 - 現在 | シンガポール駐在
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MODECを選んだ理由 MODECのユニークさに魅力を感じて
前職は、新卒入社したプラントエンジニアリング会社において、プラント内の計測機器や制御システムの設計を担当する計装エンジニアとして、海外向けのプラントEPCプロジェクトを中心に携わっておりました。恥ずかしながら、学生時代の就職活動ではプラントエンジニアリング業界の選考を中心に受けていたにもかかわらずMODECのことは知りませんでしたが、前職とMODECのビジネス領域が比較的近いことから入社後にその名前を耳にする機会が何度かありました。
MODECについて調べてみると、FPSOを中心としてオフショアに特化した生産設備のEPCIから、その後の数十年にわたるオペレーションに関わるサービスまでを一貫して提供している点、日系企業でありながら東京本社で採用されている人数はグループ全体の一割にも満たない点など、非常にユニークな会社であることを知り、興味を抱きました。いくつか理由はありますが、端的には世界中に多様なチャレンジの機会があるMODECのビジネスに率直に魅力を感じたことが入社を決めた理由です。
私の仕事 設計から工事・試運転まで
2020年末からシンガポールに駐在し、主にFPSOのEPCIプロジェクトに関連する業務を担当しています。所属部署・チームでは、FPSOの制御システム設計に加え、制御システムとITシステムを連携させるためのネットワーク設計、インフラ構築等も担当します。これらを構築・連携することにより、わかりやすい例として、普段勤務しているオフィスからネットワークを介してFPSOの制御システムを遠隔監視することや、逆にFPSOのシステムに集積されるデータをFPSOから送信することなどが可能になります。
昨今あらゆる産業において推進されているデジタル技術の活用に関連しますが、必ずしも明確な正解・要求があるケースばかりではなく、経済性、可用性、拡張性、セキュリティ等を考慮し、関連するステークホルダー間で合意形成しながら設計を進めることが求められます。加えて、ITを含めた幅広い知見が必要となり、新しい課題や初めて耳にするようなトピックに遭遇することも多いですが、自習に加えて社内外の有識者からの助けも得つつ、インプットとアウトプットを繰り返しています。
現在はFPSOの新規EPCIプロジェクト受注に向けたFEED(基本設計)業務にリードエンジニアとして携わっています。現段階では片手で数えられる程度の人数で構成する小規模なチームではありますが、チームメンバーのマネジメントから、顧客、サプライヤー、社内他部署のプロジェクトメンバー等、社内外の関係者との調整含め、技術・非技術両面の課題に対して日々試行錯誤しながら進めているところです。
オフィスでの設計業務に加えて、サプライヤー工場での出荷前立会検査、工事・試運転の現場への出張など、オフィス以外での業務機会があることも特徴・魅力のひとつです。以前設計を担当していたEPCIプロジェクトでは、制御システムを中心とした試運転サポートのためにブラジルの造船所に五か月ほど出張・滞在しました。実際に現物に触れ、トラブル等にも前線で責任をもって対応することで、より高い解像度で物事を理解し、それ以後の設計をはじめとした各種業務にも活きてくると考えています。
また、同じプロジェクトでも各フェーズで異なる社内外の関係者と広く・深く関わる機会があり、日常生活では訪れることがないような国・地域へ行くこともあるので、そういったオン・オフ両面からもオフィス以外での業務機会にも積極的に手を挙げるようにしています。
MODECにはそのような希望を積極的に声に出すことを是とする雰囲気があり、同時に、自分の志向に基づいてどのような仕事をMODECでやりたいのかを主体的に考えて行動することが求められるとも言えます。

目標 信頼を積み重ねる
私が社会人になりたての頃にお世話になった上司に言われた、「誰かのために一肌脱げる人間でありたいよね。」という言葉が何年も経った今でも心に残っています。
FPSOをはじめとして、プラントは様々な技術の融合である性質上、同じチームのメンバーに加えて社内外の異なる専門分野の人と常に協力しながら仕事を進めることが重要です。しかし、各々が自らの所掌や専門に対して真剣に取り組むからこそ、時に同じプロジェクトのメンバー間でも利害関係が一致せず、意見の衝突が起きることや、期せずして所掌が曖昧な仕事が現れることも珍しくはありません。
論理立った正論も大切ですが、その時々の実際の状況を踏まえて、問題を解決し先に進むためには誰が何をどうするのが良いのかといったことを冷静に考えるように心がけています。必要ならば自らが一肌脱ぐことも厭わず、そのような姿勢を意識的にもつことで周囲から信頼され、多くの人からまた次のプロジェクトでも一緒に働きたいと思ってもらえるような人間になれたらと思っています。
就活中のみなさんへ
MODECへの就職を検討している皆さんへ
MODECの特徴として「グローバル」という点を思い浮かべる人も多いと思います。私も入社してからその点は改めて実感しましたが、ひとたび東京から離れて海外の現地法人に出向することになれば、仕事上の上司・同僚に加えて所属部署のマネージャーが全員現地の外国人ということは当たり前にあり、そのような環境でバリューを出し信頼関係を構築する必要があります。加えて、会社全体の「ダイナミックさ」もMODECの特徴と感じています。身近な例でいえば、新しい組織・チームができることも珍しくなく、半年前には想像もしていなかった仕事を、想像もしていなかった世界のどこかの国で携わることになるかもしれません。
このような環境を魅力に感じる人や、人生経験として悪くはないと思える人であれば、MODECでの仕事も楽しめると思います。なかなかインターネット上の情報だけでは分からないことも多いはずなので、MODECの社員と直接話す機会などを活用して理解を深めていただければと思います。