自分の分析結果に基づく提案がSPCとしての意思決定に繋がりビジネスが進んでいくことに、非常にやりがいを感じています。

SPC経理

2021年4月入社
新卒採用
東京外国語大学 国際社会学部
SPC経理グループ

  

これまでのキャリア

2021.04 - 2024.04 リース・ビジネス&オペレーション・サポート部
  • SPC会計業務
2024.05 - 現在 SPC経理グループ
  • SPC会計業務

MODECを選んだ理由 偉業を成すにも小さな一歩から?

小さい頃から歴史(とくに戦史)に興味を持ち、世界史を学び戦争について考えるなか、エネルギー資源の重要性を考えるようになりました。さらに、エネルギー大国イランへの留学をきっかけに、資源を保有していてもそれを有効活用できない国が存在することを実感しました。そのような経験もあり、将来はエネルギー業界で働き、世界への資源平等配分による戦争抑止に貢献したいと思うようになりました。

そこで就職活動を進めるうちに、プラントエンジニアリング業界であれば、資源国が保有する資源を有効活用できる。また、当該国と会社が双方イーブンな形でお互いに最善を尽くすため、前向きに仕事ができると考えました。そんな中、石油プラント(FPSO)の建造にとどまらず、オペレーション&メンテナンスサービスの提供によって、まだまだ未知の海洋油田・ガス田での石油・ガス生産に主体的に挑戦するMODECは、とくに魅力的に見えました。この会社で仕事ができれば、それまで活用できていなかった資源を開拓し、ひいては、世界への平等な資源配分に貢献できると思い、入社を決めました。

私の仕事 チャーター事業の中心=SPCのあらゆること

 

東京オフィスにて

SPC経理グループにて、オランダなど海外に設立したSPC(Special Purpose Company = 特別目的会社)の財務会計税務に関するあらゆる業務を行っています。当社のチャーター事業では、1,000億円超級のプロジェクトを遂行すべく、総合商社や海運会社などのパートナー会社と共にSPCを設立し、プロジェクトファイナンスを組成して資金を調達します。その上で各SPCがそれぞれ世界各国にあるFPSOを保有し、石油会社にリースを行います。SPCはチャーター事業の中心となる存在で、我々SPC経理グループ部とリース・ビジネス&オペレーション・サポート部にて舵取りを行っています。SPC経理グループでは、パートナー会社、オペレーション&メンテナンスを実行する当社子会社、各国の税務アドバイザー、オランダなど各国の監査法人、弁護士(事業を行う各国の法律)、世界中の銀行団といった多国籍のステークホルダーと調整しながら、SPCの決算・税務申告に加えて、プロジェクトファイナンスの管理を行います。

各担当者がそれぞれ3社程度のSPCを担当し、チームとして全部で約20社のSPCを管理・運営しています。その中で私もSPCを3社担当し、ブラジル、ガーナで展開されているプロジェクトに携わっています。プロジェクトや国によって税制が大きく異なるため、世界各国のビジネスや税制の動き・変化に敏感に対処する必要があり、まさしくグローバルビジネスの真っ只中で働くことのできる喜びを感じながら、日々藻掻いています。

目標 SPCの舵取りを担う自負

チャーター事業は10〜20年の長期にわたるため、その過程でSPCとしての様々な経営判断が必要となります。経理というと、バックオフィス・ルーティーン業務中心で、プロジェクトへの関与が少ないイメージがあります。しかし、SPCの経営判断を経理的側面から支援・サポートすること(時には中心となって主導すること)が、SPC経理グループの重要なミッションの一つと考えています。SPCを取り巻く会計基準、国際税務及び各国税務、キャッシュフロー、プロジェクトファイナンスの融資契約、客先とのチャーター契約等すべてを考慮した分析ができる唯一の存在という自負を持ちながら、日々業務を行っています。実際に自分の分析結果に基づく提案がSPCとしての意思決定に繋がりビジネスが進んでいくことに、非常にやりがいを感じています。

就活中のみなさんへ

自分の興味をとことん突き詰める

入社時の思いと現在のやりがいが掛け離れ始めているように思い、自分に一貫性がないのではと落ち込むことがあります。それでも、先輩からのメッセージ「SPC経理は必要とされる知識が広すぎてカバーしきれない部分が絶対に出てくるので、そこについては若手だからと遠慮せずにガンガンKYになって名前を売ってください!」を胸に、興味のある分野においてリーダーシップを発揮できるように、様々な業務にチャレンジしています。

各SPC(約20社)はそれぞれ数百億〜1,000億超のプロジェクト会社ですが、それを十数名の経理グループで進めており、必然的に各⾃の任される範囲は⼤きくなります。さらには、海外のステークホルダーが多いため、異文化の壁が立ちはだかることもあります。自分の思い込みに囚われず、あらゆることに興味をもってとことん突き詰める、そんな方にはMODECがぴったりな会社なのかと思います。

札幌から2時間運転してお花畑に行ってきました