全く同じ仕事というのは二度とありません。だからこそ、その一回を経験した人は、その道のプロと見なされます。
エンジニア(ムアリング)
2020年4月入社
新卒採用
早稲田大学大学院 創造理工学研究科 地球・環境資源専攻
シンガポール駐在
これまでのキャリア
2020.04 - 2022.09 | 技術部
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2022.10 - 現在 | シンガポール駐在
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主な参加プロジェクト
MODECを選んだ理由 「石油」「海」への憧れ
私は大学で岩盤・石油生産工学を専攻しており、水平坑井内での固体粒子の流動予測シミュレーターの開発を行っておりました。大学での専攻を活かしてOil&Gas業界で活躍したいと考えていたことに加え、ロマンを感じるほど大好きな海と関わっていきたい、という2つの軸を持って就職活動をしていました。
そのような中、学科の先輩がMODECへの就職を決められたことをきっかけに、MODECがその2つの軸を叶える唯一の日本企業であることを知り、興味を持ちました。会社説明会やインターシップを通して、MODECの「FPSO事業」に、他にはない面白さを感じ、MODECの先輩社員の方々が年次に係わらず皆当事者意識をもって働いていること、困難に対し悲観的になるのではなく、楽しみながら少人数チームで問題解決に取り組んでいること、個人個人が様々な業務をされており、多岐にわたる経験が出来ることに魅力を感じ、入社を決意しました。
私の仕事 スケジュール通りに進めること
現在シンガポールにて、新規EPCIプロジェクトのインターフェイスコーディネーターとして、特定のトップサイドモジュールの設計・調達・建造の管理業務を行っています。主に、下請けのエンジニアリング会社が円滑に作業を進められるよう、適切なタイミングでの必要な情報提供や、定期的に会議をアレンジしファシリテートしたり、技術的なサポート以外にもコストやスケジュールの管理を行うことが私の仕事です。
決められたスケジュール通りに進めていくことが一番の役割なので、逆算して今すべきことを把握するために、ひとつひとつの流れを常に細かくイメージすることを意識しています。これまで東京の在宅勤務ではなかなか味わうことのなかった、「時間に追われる感覚」をこのシンガポールオフィスで毎日感じながらも、広い業務範囲の中から今やるべきことを冷静に判断し優先順位をつけて進めていく難しさがあります。ですが、このような困難も含め全てが私にとって初めての経験であり、毎日が学びで、非常にやりがいを感じています。
やりがい 一度経験した者はその道のプロとなる
MODECのエンジニアにルーティンワークはなく、全く同じ仕事というのは二度とありません。だからこそ、その一回を経験した人は、その道のプロと見なされます。
それを実感したのは、入社して初めてエンジニアとして携わった新造船開発プロジェクトでした。そのプロジェクトでの私の仕事は、開発途中の新造船を転覆しないFPSOに完成させることでした。具体的にはFPSOが、どんな海象・積み付け条件下でも、ある一定の範囲を損傷させたとしても転覆することなく浮いていられるかを確認する仕事です。この仕事自体は、どのEPCIプロジェクトでも必須なものではありますが、私には、バックグラウンドが船舶分野ではないためまずは船舶基礎知識を理解し、MODECで新たに導入するSoftwareを使って計算を行い、より良い性能を出すための提案をすることが求められていました。
決められたプロジェクトスケジュールの中で、船舶基礎を学び、誰も使ったことのないSoftwareでFPSOの3Dモデリングと性能計算の操作を習得するのはとても苦労しました。特に在宅勤務だったこともあり、なかなか気軽に質問や相談ができる状態ではなかったので、参考本や論文を読んで船舶基礎を学び、Softwareに関しては早く慣れるために色々弄ってみたり、カスタマーセンターに問い合わせて直接教えてもらうなど積極的に取り組みました。
その結果、無事スケジュール通りに仕事を終えることができ、それに加え、そのSoftwareを一貫して使いこなせる第一人者として、ユーザーマニュアルの作成や新入社員向けのレクチャーを行い、今ではそのSoftwareを使った他船での仕事も任されるようになり、当時の経験が自分の強みになっていると強く感じます。入社1年目で経験した仕事が、それをきっかけに更につながっていく仕事が必ずあり、そこに自分の価値を見出すことができ、その一度の経験が周りからプロとしてみなされることを学びました。
学生の皆さんへ
ここ数年の世界的な新型コロナウィルスの大流行もあって、働き方や各業界のトレンドが変化し、以前とは異なる、或いは新しい企業選びの視点が増え、より一層就活生の皆さんが自分自身の軸を持って会社を選ぶことが大事かと思います。そのためには、ひたすら自己分析をすることに尽きますが、「何にわくわくするか?」を考えることが軸を見つける近道かもしれません。MODECのFPSO事業に純粋に面白みを感じたり、この業界・分野に強い興味やこだわりを持つ方と一緒に仕事ができたらいいなと思います。