それぞれ自分の仕事を責任持ってやり遂げた結果、装置が出来上がっていく、それを見届けられるのはEPCの醍醐味かなと思います。
エンジニア(アセットマネジメント)
2018年11月入社
キャリア採用
九州大学大学院 工学研究科 化学工学システム工学科
シンガポール駐在
これまでのキャリア
2018.11 - 2019.03 | 技術部
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2019.03 - 2021.03 | ブラジル駐在
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2021.03 - 2021.09 | 技術部
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2021.09 - 現在 | シンガポール駐在
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MODECを選んだ理由 ユーザー側の視点に立ったプロセス設計とは?
前職ではオイルアンドガス業界でEPCプロジェクトにおけるプロセス設計業務を担当していました。自分が携わったプロジェクトが増えていくにつれ、プラントが設計者の意図通りに動いているのかどうか、ユーザーにとって良い設計とは何なのか、といったことを自分なりにもう少し掘り下げてみたいと思い、オペレーションまでカバーしているMODECに転職しました。
私の仕事 久しぶりのEPC
2019年から2年間のブラジルオフィス駐在を終えた後、MOPS(シンガポール支社)に異動、セネガル沖FPSOのEPCプロジェクトでプロセスエンジニアとして働いています。EPCから3年近く離れていたので少し心配していましたが、プロジェクトのメンバーは皆さん親切で、お陰様でなんとかやれています。
プロジェクトに加入した当初はタレット、サブシーとのインターフェースや、トップサイドの酸性ガス処理、水処理、メタノール注入設備などを担当していましたが、2022年の中盤からはプロジェクトも終盤になりメンバーの数が減ったので、トップサイドのプロセスに関しては、残ったメンバーと分担して全般的に見ています。
基本設計は終了していますが、建設ヤードやパッケージベンダーさんからの情報のP&IDへの取り込み、客先に依頼された検討、プロセス図書の完成図書化などを進めています。
やりがい EPCの醍醐味
数ヶ月前、自分が担当していたパッケージの製作が終わってヤードに届きましたという連絡が写真とともに届きました。プロセス的には何も難しいことはなく、本当に小さなパッケージなのですが、実際ベンダーさんが出してきた寸法が見積りよりも大きく、プロットに収まりきらないという問題があり、ラインサイジングや余計な部品をできるだけ削除してスリム化したり、ベンダーさんやタレットを担当しているSOFECと詰める項目が多かったりと、意外に手間がかかったパッケージでした。
そんな想定外の苦労もあったので、届きましたという連絡をもらったときは本当に嬉しかったです。プラントが完成しました、立ち上がりました、という瞬間は今までも何度も経験してきているのですが、何年やっても節目の嬉しさは変わらないのだな、と自分でもビックリしました。バックグラウンドの異なるエンジニアがそれぞれ自分の仕事を責任持ってやり遂げた結果、装置が出来上がっていく、それを見届けられるのはEPCの醍醐味かなと思います。
目標 信頼されるエンジニアを目指して
一緒に仕事をする仲間から信頼されるエンジニアを目標にしています。信頼してもらえれば、どんな環境でも仕事ができると考えるからです。
そのために日々の業務で具体的に心がけていることは、相手が考えていること・困っていることをうまく聞きだして正しく理解できるか、自分が伝えたいことを相手に理解してもらえるか、自分たちの検討に見落としはないか、担当者の目線から一歩引いたところで冷静に考えられるか、自分の見落としや思い違いがあったら正直に認める、といったことです。当たり前のようで真面目にやると結構難しく、忙しい時や疲れている時はおろそかになってしまうので、心身の健康・体力維持には気を付けています。
就活中のみなさんへ
シンガポールでの生活
シンガポールはご存知の通り多民族国家で、年間を通じてそれぞれの民族のイベントが行われます。先日、9月10日の中秋節を迎えたのですが、ちょうど一年前にシンガポールに入国した時も中秋節をやっていたな、季節が一周したのだな、と感慨深いものがありました。
気候はいつも蒸し暑くほぼ一定ですが、こういったイベントがあることで季節を意識できるようになっているのですね。シンガポールにいると、中華系、マレー系、インド系のお祭りを経験できるので、お得な感じでとても気に入っています。