日々慌ただしく休みなく365日アラウンドザクロックで走り続けているプラントなのだと日々感じて仕事をしています。

オペレーション&メンテナンス

2014年4月入社
新卒採用
東京理科大学大学院 工学研究科 電気工学専攻
ブラジル駐在

これまでのキャリア

2014.04 - 2016.02 技術部
  • FPSOのConstruction support
  • FPSOに関する修繕プロジェクトのEngineering support
2019.01 - 現在 ブラジル駐在
  • FSO操業サポート(研修)
  • FPSO操業に関わる改革プロジェクト
  • Pre Operation プロジェクト
  • FPSOオペレーション&メンテナンス

MODECを選んだ理由 化石燃料に携わるスケールが大きい仕事がしたい!

私の大学時代の専攻は電気工学であり、大学院では温度差発電を利用した最適な電気回路の設計というテーマで研究に取り組みました。しかし、発電に使用していた熱電素子の変換効率がたった5~7%であり、私の想定していた温度差と電気回路では小型のセンサー程度しか動作させることができず、実用化にはほど遠いと感じていました。また、電気回路の設計の仕事は非常に緻密で難易度が高いにも関わらず、スケールが小さいとも感じていました。

一方、化石燃料を使用した火力発電の変換効率は35~45%(最近では55%以上にもなっている)であり、この先化石燃料の需要は続き、仕事内容もスケールが大きいものが多いと考え、石油会社を軸に就活を始めました。ところが、当時から、陸上の石油は開発し尽くされたと言われており、私の懸念は、引き続き需要が続くとしても、石油自体が枯渇してしまうのではないかという点にありました。

そんな中、とある会社のセミナーで、海洋の石油生産を行う会社が存在することを知り、その後MODECの会社説明会に参加しました。驚くべきことに、ブラジルの沖合では多くの油田が見つかっており、そこで1隻1,500億円もする超巨大石油生産設備を建造・操業していること、そして、全てのプロジェクトフェーズで現場は海外にあり巨大スケールであることなどの説明を聞き、それまでの懸念が払拭され、まさに私が望んだ仕事内容だと感じ入社を決意しました。

私の仕事 トップサイドと呼ばれる石油・ガス・水を分離する部分のオペレーションに従事

私は現在ブラジル・リオデジャネイロの沖合に停泊しているFPSOでプロダクションオペレーターとして仕事をしています。FPSO上では、Production, Maintenance, Marineの3つの部署から構成されており、私はその中で、石油・ガス・水を分離するトップサイドと呼ばれる部分の安全操業を行うProduction部に所属しています。

海底の井戸元から出てくる石油には様々な不純物が混じっています。この不純物を取り除き、最終的に綺麗な石油だけを船のタンクに移す工程がトップサイドと言われる部分です。そこで、オペレーターとして、トップサイドのメンテナンス・操業をサポートしています、具体的には、バルブの開閉、ポンプ・コンプレッサーの始動、大型ポンプでの井戸元への薬品の注入、各フィルターの清掃及び交換、エリアの安全点検や異常確認などトップサイドの機器全ての管理業務を行います。

また、最近はControl Room Operatorの仕事も始め、中央制御室と言われるトップサイドを制御する部屋から現場のオペレータへ指示を出す業務も行なっています。

プロダクションチームの仲間と。
中央制御室でコントロールルームオペレーターと。

やりがい 休みなく365日24時間走り続けるプラントFPSO

FPSOは365日24時間安全に問題無く稼働させなければなりません。実はそれが難題で、現場では様々な問題に直面します、具体的には、コンプレッサーのトリップ、ガス探知機のガス検知、水漏れ、部品調達の遅れ、人手不足、天候不良などです。よって、現場では限られたリソースで迅速に解決し、生産を再開させる必要があります。

また、FPSOは基本的に20年間操業する為、常に先を見据えたメンテナンスを行う必要があります。更には、クライアントであるペトロブラス社、ABSなどの船級協会や、ブラジル海軍など様々な機関が監査に入ります。MODEC単独の業務でないのがその所以です。つまり、通常メンテナンスに加え、発生する様々な問題に対処しながら、各機関への対応を行う必要があり、日々慌ただしく休みなく365日アラウンドザクロックで走り続けているプラントなのだと日々感じて仕事をしています。

目標 安全第一

現場では多くの危険が存在します。上から何か落ちてきたり、危ない薬品を取り扱ったり、ガス漏れが起きたり、普通に暮らしている中ではあり得ないような危険がたくさんあります。しかし、一人一人が危険を予知して行動をすればそれらのリスクを最大限低減することは可能です。たとえば、業務手順に必ず従う、道具の整理整頓、ダブルチェック、体調管理、基本的な報告・連絡・相談などです。現場のクルーたちは毎朝安全ミーティングを行い、そのようなリスクを低減するようにしています。もちろん私も日々業務を遂行する上で、「この業務にどのような危険が潜んでいるか」や「これを行うと、この先どうなるか」を常に考え、安全第一で行動するようにしています。

フローテルから撮影されたMV22に朝日が登る瞬間

就活中のみなさんへ

海外売上比率100%

MODECは海外売上比率100%の会社です、海外で働くチャンスが他社よりも確実に多いと言えます。よって、英語スキルの取得が第一条件となります。しかし、必ずしもネイティブのように話せるようになる必要はありません。自分の意志が円滑に相手に伝わり、向こうの意志もこちらが理解できるようになれば良いのです。

また、ブラジルの公用語はポルトガル語です。英語も完璧ではないのにポルトガル語なんて、、、と思うかもしれませんが、初めは簡単な挨拶だけで問題ありません。言語スキルの取得が目的ではなく、相手と意志疎通できるようになることが、仕事を進める上で一番大切だと思います。

日本と全く違う場所・言語・文化で働く事は決して簡単ではありません、しかし、多くの刺激・学びがあり、それは自分の糧となるはずです。そしてそのチャンスを掴むかどうかは全てあなた次第なのです。